あの日の僕らにさよなら 感想
- 2018/07/25
- 23:26
学生時代気になっていた男女が11年後にとある事をキッカケに再会する。 高校時代の同級生…高校時代の同級生も中学時代の同級生も小学校時代の同級生も全く気にならないし等しく会いたくないんだがどうなってんのこれ。陰を極めすぎだろ。もっともっと年月が経てば考え方も変わるのかな。変わりそうもないなぁ。 著者/平山瑞穂 あらすじ 証券マンの桜川衛はある日何となく学生時代に気になっていた女性の名前を検索していた。...
黄色い目の魚 感想
- 2018/07/09
- 23:20
鎌倉湘南周辺が舞台の青春小説。オススメの青春小説と調べると高確率で遭遇する作品。いわゆる傑作という奴。 著者/佐藤多佳子 カバー装画/井筒啓之 あらすじ 生き場無い感情をどこにぶつければわからずイラストレーターをしている叔父のアトリエに入り浸る生活をしている少女、村田みのり。本気で物事に取り組むの事に恐れている絵を描くことが好きな少年、木島悟。 ある日、二人は美術の授業で互いに写生する事になり何と...
真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐B〉 感想
- 2018/05/29
- 23:24
鏡に向かって毎日「お前は誰だ」と言い続けると自分が誰だかわからなくなる都市伝説は聞いた事あるけどそんな感じなのだろうか。 著者/本多孝好 あらすじ あれから2年経った「僕」は広告代理店から転職して別の道を歩んでいた。そんな中、ゆかりの夫である尾崎から「僕」はある頼みを受ける。頼みというのは妻のゆかりに会って欲しいという事だった。尾崎は些細なきっかけから自分と共に暮らしているのはかすみなのかゆかりなの...
真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐A〉 感想
- 2018/05/22
- 22:33
どこか壊れた主人公と一卵性双生児で何から何まで同じ妹がいる双子の姉の物語。 その人がその人であると確定する為に必要な要素はなんなのか。 著者/本多孝好 あらすじ 広告代理店に勤める主人公の「僕」。どこか壊れていて今の彼女ともそろそろ終わりだと他人事のように冷めた目で見ていた。そんな頃、プールで一人の女性と出会う。女性は日比野かすみという名前で電機メーカーに勤めいた。かすみには一卵性双生児で...
海の仙人 感想
- 2018/05/10
- 21:28
宝くじを当てた会社を辞めた男が静かに暮してるとこに神様がやってきて動く物語。 著者/絲山秋子 あらすじ 主人公の河野は宝くじ当選を機に東京での仕事を辞め敦賀でスローライフを過ごしていた。そんな河野の元にファンタジーというの名の神様がやってくる。ファンタジーは居候させろと言って同居生活が始まる。 ファンタジーは結局なんだったんだ…人間はじゃなかったんだろうけど本当に何もしてねぇ…そこにいるだけで良い...