そして君に最後の願いを。 感想
- 2018/01/21
- 23:54

衝撃の展開ってやつですね。何が衝撃なのかは書かないけど
雨は強いし風もかなり強めの日だったのでこんな日は図書館空いてるだろうと高を括ったのだが実際に行ってみるとちっとも空いてなかった。むしろ混んでた。なんでだよ。スカスカの図書館でぱぱっと読んで帰宅する予定だったのに。
そんな湿気も人口密度も高い場所で読んだ。
買った理由はキャラ文芸っぽい表紙という殆ど衝動買いに近い奴だった記憶。
著作/菊川あすか イラスト/飴村
あらすじ
小説家になりたいあかり、モデルを目指す遥、地元に恩返ししたいと思っている真人、そんな3人を引っ張るリーダー的な存在の颯太達の話。主人公はあかり。
高校卒業間際、夢の為にそれぞれ別の道進む前に最後に集まって思い出話に花を咲かす所から始まる。
中盤、ベッタベタな甘い感じでキャラメルポップコーンでも食ってんのかという気になりつつ同時に不穏な空気も加速していく。
読前は何でもない爽やかな表紙に見えていたのだが読後だとエグい表紙だなぁと思ってしまう。これは自分が変な見方しか出来ないからだろう。
片方のは何となく読めたのだがもう片方は全く予想出来ずにかなり驚いた。
とにかく優しさに溢れた物語だった。思いやりというのだろうか。
起こってしまった事象はどうやっても覆せない。時間が解決するとかいういい加減な事を聞いたことがあるが時間は解決しないし放っておいても心に残り続ける。悲しみのピークは過ぎるかもしれないが本当に解決させるには自分でケジメをつけて進むしかないんだなあと。
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