やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 感想
- 2018/07/08
- 18:42

11巻。アニメ放映より先に発売だった筈なのに謎の延期でアニメでネタバレ食らって困惑したのを覚えてる。まぁ見なきゃ良かっただけなんだけど。
当時アニメ見てなんじゃこりゃ意味わかんねぇと困惑してラノベ版はアニメの先まで載ってるパターンだと高を括ったのに同じとこで終わって憤死したんだよなぁ。あの頃よりはちょっとは理解が進んだ気がする。2cmぐらい。
著者/渡航 イラスト/ぽんかん⑧
あらすじ
小町の高校受験が近づく2月、クラスはバレンタインが近いという少し沸いていた。奉仕部は三浦、川崎、一色のチョコ作りを教えて欲しいという依頼の元でお菓子作り教室を開く事になった。どこにも問題はない筈なのに比企谷は違和感を感じるようになり…
いやほんとすげえ好き好きオーラ出すようになってない気のせい?特に雪ノ下。凄い早口でまくしたてたりはしてたけどこんなんじゃなかったと思う。由比ヶ浜はちょこちょこそっちがその気ならこっちはウェルカム的な感じだったけど。
そして、ちょっと前からどことなく陰りを見せるようになってきた由比ヶ浜。由比ヶ浜は人一倍他人の感情の機微を読み取れる力があるから割り喰う。比企谷の誘いにも微妙な反応だったしあからさまに雪ノ下に遠慮してるのは何があった。
まーた雪ノ下陽乃が話をめちゃくちゃにワチャワチャしてしまった。こいつミキサーかなんかか。つーか流石に出過ぎじゃない?目的がわからん。雪乃に独り立ち出来るレベルで強くなって欲しいのかそれとも母ノ下の偵察兵兼尖兵なのか。こいつもう半分柔道部の先輩と一緒だろ。
雪ノ下ってこんなに臆病なキャラだったっけ。違和感はそこなのかしら。でも大事にしすぎるからこそ壊れ物を扱うようになる的な事もあるじゃん。雪ノ下雪乃はそれまで強いというか靭いキャラクターだったように見えてたのも事実だけど。
11巻で弱ってるの間違いないがいつから弱体化したんだ?10巻ラストでもう葉山と陽乃は違和感感じてたけど依頼に来た三浦はボコボコにしてたよな…。進路相談の時?もしかして「いつか私を助けてね」は依存してるからこそ出た言葉?文化祭で「姉さんになりたいと思ってた」と言ってたけど実はその時点で縋る先は変わってたから生徒会選挙で絶望したの?うーん、わからん。後からなら理由づけし放題っすね。これが確証バイアス…!!!とりあえずこれは読み直しが必要ですね…
平塚先生は閉じた幸福と称し、葉山は暗に成長していないと断言し、雪ノ下陽乃はひどい何かと呼んだ物。こいつら雪ノ下雪乃大好きかよ。
他人を一部を知っただけでわかった気になってはいけないと常日頃から戒めていた比企谷が「由比ヶ浜らしいな」と口に出した。これは由比ヶ浜について自信ついたのか比企谷のバリアが剥がれてきてるのか。
大事な事は言わないキャラクターばかりだったけどいつにも増して抽象的なセリフが多い…アレで会話成立するならもうお前ら本物でいいだろ…
比企谷の欲しい本物と由比ヶ浜の目指すゴールは違うってことだよな。多分。どうしたって2人がくっついたら3人の関係は変わるし、だからと言って見ないふりして仲良し関係を続けるは欺瞞かぁ…どこに進んでも地獄じゃないですね。ぼっち最強説がまた一歩進んでしまった。こんな苦しい思いするなら最初からぼっちでいい!的なのが初期の比企谷だったのにどうしてこうなった。
雪ノ下がどうしたらいいかわからないのは今までこんな関係になった事がないからとかそういとこから来てるのかな。
話が終わりに近づいてるのに現行だと後1冊で止まってるんだよなぁ。とりあえずさっさとじっくり12巻読もう。