植物図鑑 感想
- 2018/07/15
- 16:29

甘々の恋愛小説だった。ベッタベタって訳ではないけどストレートに甘々だった。大体野草採って食べてる話なんだけど。
大昔に映像化されてると思っていたけど映画化は2016年らしい。意外と最近。
著者/有川浩 カバーイラスト/カスヤナガト
あらすじ
飲み会帰り、河野さやかは道端で倒れている男を見つける。最初死体と思ったが男には体温があり会話も可能だった。男は行き倒れの無一文でよかったら拾ってくれませんかと懇願してくる。さやかは捨て犬のように見えてきて拾う事を決意する。
男の名前はイツキといい家事料理を完璧にこなせるスーパーマンだった。男女の同居の生活なもののイツキは好意のようは素振りは見せなかったがさやかはどんどん惹かれていき…
イケメンで植物に詳しく家事炊事が出来て自制心があるとモテるらしい。当たり前なんだよなぁ。レシピ見ないで料理出来る慣れてる人は慣れてる感じがあってすげえカッコいいと思う。
野草派だから生花とか吐き気を催すレベルで嫌いなのかと思ってたら全然違ったという。伏線だったのじゃ…
野草って都会でも食べて平気なんですかね。熱い偏見だけど排ガスが土に染み込んでて表面洗っても中に毒が溜まってそう。ちょっとチャレンジする勇気はない。
天ぷらが食べたくなる小説。天ぷらって大体美味しいからむしろ美味しいのは衣とつゆなんじゃないの。料理ガチ勢は大抵天ぷらは揚げ物じゃなくて蒸し料理って言ってる気がする。俺も蒸し料理って言っておこう。通っぽい。
異性を拾って同居生活する直球気味の恋愛小説は増えていいと思う。ラノベだとヒロイン拾っちまったぜ!的なのちょいちょいあるけど一般文芸はあんまり無い気がする。開拓してないだけかもしれないけど。ラノベで受けるなら一般でも受けるでしょ知らんけど。
甘々な感じで採取と調理実食を繰り返すのが主でそれほど大きな事件とか起きないから合わない人には合わなそう。多分渋い顔になる。
この小説と同じくらいオススメされている黄色い目の魚も恋愛関係の話だけどかなりベクトルが違う。あっちは限りなくブルーって感じだけどこっちはファッションピンクですかね…脳に糖分が欲しい人にはこっちがいいと思う。
- 関連記事
-
-
明け方の若者たち 感想
-
それを愛とは呼ばず 感想
-
植物図鑑 感想
-