探偵はバーにいる 感想
- 2018/08/17
- 23:16

北海道札幌市すすきのが舞台のハードボイルド小説。
ぶっちゃけハードボイルドの事はよくわかっていない。葉巻吸ってウイスキー飲んで闇勢力と戦うのがハードボイルドだと思っていたけどどうやら違うらしい。文芸の手法の事を指すのであって葉巻もウイスキーも無関係とWikipedia先生は言っている。
著者/東直己
あらすじ
ススキノで便利屋を営んでいる「俺」。いつものように馴染みのバーに行くと知らない青年が待っていた。青年はハラダという名で一応大学の後輩にあたる人物で大学の教授の助手から紹介されたらしい。ハラダの依頼は同棲している彼女が4日前からの連絡取れなくなったから探して欲しいという事だった。
「俺」はハラダに彼女が飽きただけだと高を括って調査を始めると実家に帰っておらず更に銀行に毎日二万円の入金と五十万円の引き出した形跡が見つかり…
文が軽快で読んでいて楽しかった。確か、このシリーズって映画化もされていたような気もする。ドラマ化していたどうかは知らない。出てくる人物とバーの名前が多くて集中して読まないとこんがらがる。ラノベ読み過ぎた弊害かもしれない(偏見)
それにしても彼女、頭軽すぎやしませんかね…あんなもんなんですかね…
ススキノっていう地はちょくちょく小説の舞台になってる気がしないでもないけど飲み屋街か何かなのか。新宿みたいな感じなのだろうか。北海道はいつか行ってみたいと思う。
主人公がやたらケンカ強いなと思った。まあ、この手の裏社会と戦う主人公がケンカ弱かったら敵に捕まって話終わっちゃいそうなんだけど。しかし、こいつずっと酒飲んでるな。ハードボイルドだしな。でもタバコも葉巻も吸ってなかったな。ハードボイルドなのに。これがハードボイルドに対する間違った知識。
最初は大した事件じゃなかった筈なのにいつの間にかデカイ事件に巻き込まれている話は大体面白い。北海道訛りの知識が全くないから途中何言ってるのかわからない奴がいたのがちょっとアレ。