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パラレルワールドラブストーリー 感想


ちょっと前からVRがブームだけれどアレってどこまで発展するのだろう。あれも一種のパラレルワールドみたいなもんだよなぁ…VRが進み過ぎたら確実に外出なくなる奴が多発して社会問題になるまである。ARはARで面白いけれど日陰者としてはやはりVRのがロマンがある。企業の皆さんには是非とも社会問題になるレベルまで開発進めて欲しい。



 著者/東野圭吾 カバーデザイン/坂野公一

 あらすじ
 敦賀崇史は大学院時代、山手線を利用していた。毎日同じ時刻同じ場所に乗っていた。ある日、崇史は窓向こうで並走する京浜東北線に乗ってる若い女性に目を奪われた。彼女もまた同じ時刻同じ場所に乗っていた。崇史は何度も窓から見る内に惚れている事を自覚していたが終ぞ行動は起こせなかった。
 崇史には三輪智彦という中学からの親友がおり、智彦は足が不自由でずっと女性とは疎遠だった。そんな智彦についに彼女が出来たと紹介されたのが京浜東北線に乗っていたあの女性、津野麻由子だった。崇史は嫉妬心を隠す事で精一杯だったがその場は事なきを得る。
 翌朝、崇史が目覚めると自分の部屋なのにどこか違和感を感じた。しかし、そこは自分の彼女である津野麻由子が朝食を作るといういつもの光景だった。





 凄く有名な作家なのに読むの初めてだ。
 敵がわからないというのは怖いから読んでいてドキドキした。ましてや記憶を弄るという人の力を超越した事象の形跡があるなんて。これタイトルはSFっぽいけど多分ミステリーだよな。でも記憶に手を付けるのはSFか。

 崇史は暴走気味だし麻由子は何考えてるかわからないし智彦は良い奴だしやりきれなさ感で溢れる。どうしてこうなった。やっぱ男女間に友情なんて有り得んわ。

 ラノベだと皆無で小説や映画だとよくある「お互い冷静じゃなかったから昨夜の事は忘れましょう」的な展開。ほんとに結構遭遇する展開だけどほんとにこんな事あるんですか。あるなら人類始まったわ。


 結局の所、友情と恋心はどっちをとるのが幸福なんですかね。いやまぁ、勿論幸福なんて人それぞれ違うしそいつ次第なんだけど誰かそういう統計取ってないの。
 略奪愛って響きだけは良いけど略奪した方は略奪された奴をいつまで信じ続けられるのだろうか。恋人裏切って略奪されるんだからぜってぇチョロいじゃん。自分に自信があれば信じられるかもしれないけど。


 記憶って完璧じゃないからなあ。だから写真を撮ったりするんだろうけど。狂ったように憤った事も泣きまくった辛い事も時間が経つと薄れていくのは脳の立派な機能なのか副次的なものなのかは知らないけど生きてく上で必要で便利な事だと思う。
 忘れたい事も黒歴史もいっぱいあるけど忘れたら同じやらかしをしそうだし今となっては黒歴史でも当時はそれが自分にとってベストだと思って行動した筈だし。敢えて黒歴史を増やそうとする陽の者でもない。過去の自分を否定した所で現在の状況が何か変わるわけでもないし。だから仮に記憶改変が実用化されたとしても使わないんだろうな。




あー…ちっとも小説の感想書いてねぇ…

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ラノベとか好きです

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