されど僕らの幕は上がる。Scene.2 感想
- 2018/08/20
- 23:10

台本の無いリアリティー番組の裏を探す青春ラノベ2巻。
2巻の表紙も良いけどやっぱり1巻がどストライク。
著者/喜多見かなた イラスト/白身魚
あらすじ
杏の描いた絵を見てからそれまで真相を探る事に積極的だったひなたが急に消極的になってしまう。花火が何かの手掛かりだと確信した面々は花火大会に行く予定を建てたがそれもひなたは不参加にする。 過去を思い出す事が出来ない涼太に対して綾乃まで不機嫌な態度を見せるようになる。
それでも涼太はがむしゃらに過去に何があったか調べようとするがひなたに「これ以上過去を探るのはやめて欲しい」言われてしまい…
ラストのイラストが可愛すぎて心臓がヤバイんだが?やっぱ白身魚先生はすげえよ。
驚愕の展開。そして完結。新幹線爆破事件というワードからきな臭いとは思っていたが。きな臭いのきなは「衣」だったり「木の」だったり諸説あるらしい。
偶然にもこの前読んだパラレルワールドラブストーリーにちょっと似てるとこがあった。ほぼネタバレなんだよなぁ。
この2巻で完結なんだけどちょっと駆け足感があったのは否めない。話的にも3巻4巻ぐらいまでは行けそうか感じはあったのに最初から2巻で収めろ的な感じで決まってたのかな。
いや〜それぞれキャラクターが魅力的でしっかりしてたしもっと7人の青春が見たかったで候。完結するだけマシっちゃマシなんだが。ライトノベルは恐怖の「新巻出ないと思ったら完全新シリーズがスタートしてる!?」があるからな。角川スニーカー文庫はあんまり手を出してないから知らんけどファ○通文庫とG○文庫はバッサリ打ち切るイメージある。ほんとアレ勘弁して。
駆け足な分、謎解きパートに重点置かれてシェアハウスの描写が少なかったのがちょっと勿体無かった。追加キャラの優奈もよかったし。逆に琴がだいぶ空気だったけど。
でも、まぁ概ね満足。特にエピローグが尊くてエターナルがインフィニティだよ…
本音を言うともうちょい見たかったなやっぱり。そう思うぐらい面白かったという事で。