廃線上のアリス 感想
- 2018/08/29
- 22:23

ぽにきゃんBOOKSってぶっちゃけ全然知らん。うーん渋い。知らない事はとりあえず「あー、渋いっすね」と言っとけば何とかなる。ただ、渋いを好意的に解釈して食いついてこられるとむしろ何とかならない。
著者/ マサト真希 イラスト/フカヒレ
あらすじ
とある事件をきっかけに譲羽朗は高校に行く事が出来なくなってしまった。リハビリとして朗は実の父が住んでいる愛媛に行く事になる。
電車を乗り継いでやっとの事で愛媛に着いた朗だったが父に電話してみると父は留守だった。留守番メッセージに道順だけボイスメモだけ残されており仕方なくその通り進むと裸足で線路の上を歩く謎の少女がいた。少女は一言二言話すと走り去ってしまう。
朗はそれからしばらく歩いて父のいた町に着き、そこで父を知っている住民とも出会えた。そこで朗はあの少女は何者なのか聞いてみるがそんな人物ここには居ないと言われ…
普通に面白くてよかった。表紙が高クオリティだと逆に中身すっからかんなんじゃないかと警戒するからな。表紙買いしかしない癖に。
夏。田舎。父の秘密。過去のトラウマ。アリスの存在。色々噛み合っていたと思う。アリスについては最後まで正体がわからなくてミステリアスだったし。
一つ注文付けるとするなら義妹たちの結構重い家庭内事件は必要だったのか。アレは暗い感じになるだけだし無くても全然成立する気がする。
いや〜アリスが可愛い(重要)正体が謎でミステリアスだし照れ屋っぽいとこあるし向日葵見ただけでウキウキになるし裸足だし。
ある登場人物3人が非常に不憫だった。身から出た錆とは言え、なんだこの不幸に不幸を重ねたアンジャッシュ芸。流石に悲惨過ぎるだろ。トラウマになる程の親しい関係…やっぱりぼっちは失う物がないから傷つかないし攻守にいおいて最強なのでは?
よく考えたらぼっちは何気ない日常で常にダメージ受けてるから駄目ですね…
知らない街で正体不明の美少女と出会う…これこそロマンなんだよなぁ。行くしかない、適当な田舎に。
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