賭博師は祈らない 2 感想
- 2018/09/20
- 20:13

ハートフル賭博ライトノベル第2巻。ハートフル賭博ものってのも割と意味わかんないけど間違っていない筈。喋らないヒロインのリーラがひたすら可愛い。いやほんとに。
著者/周藤 蓮 イラスト/ニリツ
あらすじ
「勝たない」「負けない」が信条だったがリーラを取り戻す為に賭場相手に大勝してしまったラザルス。結果的にリーラを取り戻す事は出来たものの、ラザルスのニュースは帝都中に流れ、賭博が出来なくなってしまった。ラザルスは自分のほとぼりが冷めるまで帝都を一度離れる事を決意した。
バースに向かう途中、様々なシチュエーションでリーラは肌の色で差別されてしまう。宿を探す途中でラザルスは拳銃で自殺しようとする少女を見つけ…
2巻も面白かったけどやっぱり賭博はメインんじゃないんだな。ラザルスはリーラを通じて変化してる。しかし、この変化は良いものなのかはわからない。最初の「勝たない」というラザルスのアイデンティティが失われつつある。リーラの方は自分の意見を示したり少しずつ改善していってると思う。
今回、リーラ視点があったのが特にいいぞー。リーラ聡明すぎだろ。一体リーラの出自はどういうところなのだろうか。さっぱりわからん。最終的に賭博に目覚めたリーラがラザルスと賭博異能バトルをするんだなきっと。
どうでもいいが口癖の割に結構首をつっこむラザルス。そして、リーラの事は常に気にかけている。最初はかなりやさぐれてた賭博師だったけどほだされてきた感がある。もしかして「どうでもいい」というのは余計な事に首を突っ込まない大義名分だったのか。
リーラが喋らないけど可愛いと思うのは描写がしっかりしていて情景を浮かべやすいからなんだと思う。やっぱりこの作品は読みやすいからモリモリ読める。
ジェントリとか懐かしワードすぎる。世界史で習った気がする。毛織物工業がどうのこうの。世界史って結構おもしろいから好き。
不満点といえばジョンが出てこなかったぐらいだと思う。アイツはいいキャラだ。