賭博師は祈らない 4 感想
- 2018/10/05
- 22:43

ラブコメ系賭博ライトノベル第4巻。この調子なら10巻前後ぐらいまで行くのかと思ってたらそうでもないらしい。悲しい。
著者/周藤連 イラスト/ニリツ
あらすじ
バースでの権力争いも終わり、帝都に戻ってきたラザルス達。ラザルスには「勝たない」「負けない」という絶対の信条があったのだが帝都に戻ったラザルスはそれが無くなっていた。そんなラザルスはある日、帝都の一部を支配しようと目論む、ジョナサン・ワイルドに呼び出され仲間に勧誘される。翌日、今度はジョナサン・ワイルドと対立する治安判事に呼び出され…
盛り上がりつつ凄くいいところで終わったなぁ〜と思ってあとがき読んだら次の巻で完結らしい。えぇ…早くないですか。むしろ俺が遅かった説。速さが足りなかった。
FOO〜!当たりのラノベ見つけてやっと追いついたぜ〜と思ったら次で完結という。この完結が出版の都合じゃなくて作者の予定通りなら仕方ない。
念願のジョンが1巻からの再登場。やっぱりジョンだわ。ダイナミックエントリー流石だぜ。
そして表紙通りにフランシスも1巻から再登場。何故、フランシスがラザルスと付き合っていて、何故、2人は別れる事になったのかという過去編も載っていた。そういやそんな設定あったな。
ぶっちゃけヒロインとしてはフランシスのメイン回。フランシスはどこまでも賭博師で容赦なく恐ろしい。フランシスが沢山出てくる代わりに今回はリーラが全然出てこなかったぜ。後、1冊しか無いんですよ!リーラとフランシスが何かあるのかと思ったら言うほどそうでもない。本格的なリーラとフランシスの交流は多分次回。もしかしたら無いかもしれない。なんやねんこの表紙。
そして、主人公ラザルスは弱りまくり。賭博師に必要な非情さや判断力が完全に鈍ってしまい賭博師としては過去最低レベル。それなのにまたしても事件に巻き込まれてしまうという。まぁ、主人公は打ちのめされてもバラバラになっても立ち上がる。わかっていてもこの展開はカッコいいから困る。これだから王道は大正義なんだな。
この作品の登場人物にちょいちょいのしかかって来る時代背景という怪物…オーストラリアってそうだったなぁと再確認する。
いやーしかし、次で完結か〜。駆け足展開じゃなければなんでもいいや。