弱キャラ友崎くん Lv.6.5 感想
- 2018/10/18
- 23:56

みみみ!?みみみ…?みみみィーーッ!!!的な感じだった6巻から早5ヶ月。あとがきには前巻から3ヶ月って書いてあった気がするけど時空が歪んでる。最近は時の流れが早いからな。
そして、ようやく刊行されたのはなんと7巻では無く6.5巻。6.5巻…つまり短編集ゥゥーーーーー!!!超!エキサイティン!!
著者/屋久ユウキ イラスト/ フライ
あらすじ
少女たちの想いを綴る、珠玉の短編集!
あの日、彼女はまだ完璧じゃなかった。
あの日、彼女は人前で初めて泣いた。
あの日、彼女はすべてを振り切るスピードが欲しかった。
あの日、彼女は――……。
日南、菊池さん、みみみ、優鈴――。
少女たちのあの日の想いが、ここに紐解かれる。
6巻と7巻をつなぐ彼女の気持ちも……?
「弱キャラ友崎くん」の世界がさらに色づく、珠玉の短編集
※ネタバレしてそうだから注意
ぶっちゃけ最初6.5巻が発表された時は「出、出出〜wwwガガガ文庫特有人気作品短編集商法奴〜www」とか思ってました。
しかし、今思うと.5巻って別にガガガ特有じゃないしバカテスとかよう実とかもやってたじゃんという。まーた、俺の単細胞が活性化してしまった。
ただ、あのガガガ作品の様にアニメ化された時にBD特典でa巻n巻o巻t巻h巻e巻r巻で別ルートとかやったらボルテージがボルケーノでエクスプロージョンだと思う。
いやまぁ、向こうも商売だし経済活動なんだから利益を追求するのは当然なんだが。労働はボランティアじゃねぇんだぞ。しかし、わかっていても爆発ぜすにはいられないのがマルマイン系男子の性。最近ネガティヴなワードに配慮するのが流行ってるらしい(貧乳→シンデレラバスト バツイチ→マルイチ等々)だから短気はこれからマルマインとかビリリダマでいいと思う。
で、読み終わった直後の短編集という型への感想はというと…7巻がやべーんだなと思った。6巻がアレだからそりゃヤバい展開なんだろうけど。更に重要且つ激動な感じになるんじゃないかと。だから激動の前にそれぞれキャラの視点で想いとか考えを見せて1回おさらいさせたんじゃねっていう予想。特に水沢とか菊池さんの話を読んでそう思った。実際の作者の思惑は知らんけど。
「そういや、このキャラそうだったね」じゃなくて「こいつはこれ」っていう確かな前提知識を植えたかったんじゃないかね。反復が大事ってパーフェクトヒロインさんも言うとったわ。誰だよ、よく知りもしないで短編集というワードだけで過剰反応してた1ビット脳。俺だよ。猛省します…
最近ダークサイドをちょくちょく出してくる日南さんの中学時代の話。
中ニで既に人心掌握に長けたストイックマシーンと化してたんだが…普通、中学生って下投げからリフレクター繋がるだけでキャッキャしてるよね。今でもリフ絶出来ねえぞ。
この中学生はどこに向かっているんです?中学一年の時点で既に自己研鑽始めてたっぽいしもうわけがわからん。
いずれ来るであろう過去編を読めば日南のダークエネルギー発生源は何なのかわかると思っていたが読んでもわからなかったし、むしろ日南さんに対する恐怖感が上がりました…待たるる小学生編。出来れば胎児編までには解明して欲しい所。
問題のみみみ編。
もうアレよ、エモーショナルよ。読んでる間の俺の顔はさぞ気持ち悪かっただろう。外で読んでなくて良かった。自宅まで我慢してよかった。うっかり公共の福祉に反するとこだった。ラノベって怖い。
でも、これ読んだら誰だって半笑いみたいなニヤケ顔になるだろ…みみみ可愛いみみみ。
199ページから始まるみみみ編で超絶ニヤニヤして299ページから始まるみみみ編は枕にゼロ距離で叫びたくなる衝動が来る奴だった。いや、だって、6巻のアレの後のみみみのモノローグとかいかんでしょ。白飯食えるレベル。
ここまでストレートな感じだと逆にみみみエンドは無い気がしてしまうから困る。何巻まで出す予定なのかで変わってくるけどこのままくっついたらあっさりテイスト過ぎる。
最初から読み直した時も思ったけど友崎とみみみだけに絞って見るとかなりストレートでシンプルなラブコメになっちゃうんだよなぁ。直球は嫌いじゃないしむしろ変化球とか打てないんだがストレートをやるには日南という存在がいびつ過ぎる。だって、カースト下位とカースト上位を出会わせる為だけにあの暗黒物質は重すぎませんか。だからすんなり行くとは思えない。これが頭のおかしい天の邪鬼の杞憂ならそれはそれで全然良いけどね。だってみみみが可愛いから!
激動の予感の7巻は来年の春ぐらいかな。それまで首を長くして待つとしよう。