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君の名は。 Another Side:Earthbound 感想

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著作/加納 新太  カバーイラスト/田中 将賀 イラスト/朝日川 日和


皆既月食があったが3年ぶりらしい。
天体イベントは好きな部類なのに3年前の皆既月食なんて全く覚えてないし3年という月日はこういうものなのだろうか。
久しぶりに小説版の君の名は。を読んだのでなんならEarthboundも読もうということで。

当時、角川文庫版に映画に無かったエピソードとかあると思って買ったが見事外したのでしっかり読んでからEarthboundを買った気がする。
まぁ、作品に魅入られてたから遅かれ早かれ小説版も読んでいたと思うが。
とにかくAmazonのラノベランキングで1位だった記憶がある。大抵アニメ化された作品や人気作の新巻が一定期間上位に居座るがこれは今まで見た中で一番上位だった。

瀧視点で瀧が三葉に入った時の話
テッシー視点で三葉の考察や彗星が落ちると言った三葉を何故信用したのか話
四葉視点での三葉の考察や四葉の不思議体験など
俊樹(三葉の父)視点で二葉(三葉の母)との出会いや町長を目指したり理由、何故三葉を信じることにしたのかなど
前前前世のシーンでサラッと流れたバスケやカフェ作りの詳細がわかる。


三葉は視点となった人物から様々な心配されていた。無理になんでもないように振る舞って余計に心配させてそう。
個人的にはテッシーの話が一番よかった。
田舎のオカルトにハマった高校生ではなくとにかく糸守の事を考えてる高校生。
地元と密着している建設業社の息子という立場が大きいのかもしれないが。
糸守町の嫌いな部分を認めつつも捨てきれない部分も大きいとジレンマを抱える。オカルトはそういう部分からの逃避なのかもしれない。
最後の瀧がテッシーとサヤちんに向けたセリフも印象深かった。

俊樹は映画だけだと家族を捨て家を出て行った嫌な親に見えてしまうがこの小説だと彼なりに政治に関わろうとした理由が見える。二葉の死への住民達の反応に憤っていたがあれは住民達なりの現実逃避なんじゃないかと思ってしまった。
確かに二葉にはカリスマ性や神通力みたいな物があったのかもしれないけど死んだら誰だって悲しいだろ多分。

原作小説版は主人公2人を補完し、こちらのEarthboundは物語を補完したイメージだ。

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