俺はアリスを救わないことに決めた 感想
- 2018/11/12
- 20:23

エロとか艶とか淫靡とかそういうワードがハマるライトノベル。
帯と表紙の雰囲気に飲まれて買ってもうたわ…最近、自分の中で講談社ラノベ文庫が熱い。リア充になれない俺は革命〜とか白翼のポラリスとか。今更だけど講談社ラノベ文庫ってすげえ直球な名前だな。別にいいけど。
著者/清水苺 イラスト/桜木蓮
あらすじ
『葛城りるとは、もうヤッたのかって聞いてるのよ』――孤独と絶望の淵にあった立川誠は、とある美少女・有栖に救済されたことがある。だが有栖は、とんでもない悪女であり、吸血鬼のように魅力的で淫魔に等しい存在だった! ……有栖により心に悪魔を棲まわせ常軌を逸する誠、そして誠を救おうとする奔放だが純潔の少女・葛城りる、最凶最悪かつ最も美しい少女・遠越有栖――赤き華に塗れた狂宴の物語が、今始まろうとしている
なんか…凄いラノベだったなあ。下ネタでキャッキャするんじゃなくてこう…グッ!!!!って感じ。出てきた女性キャラの8割ぐらいがガチトーンで自分から脱いでた気がする。やべーよどうなってるんだよこの世界。帯でなんとなく予想出来たけどここまでとは…学級委員長まで突然襲ってきてたけどアレはなんだったのか。
ドロっとした学生物。いわゆる青春と呼ばれているやつとは対極だと思った。ここまで内なる理性と戦う主人公も珍しい。半分負けてたけど。しゃーない、有栖可愛いし。純粋に「昔、馬鹿にしてきた有栖を見返してやる!!!」っていう青春ラブコメもありえそうなんだけどそれをやるには作品の空気がダーク過ぎる。アリスに執着して欲全開の悪魔verの誠は浄化された訳じゃなさそうだし誠の戦いも終わってないんだろうな。
To be continuedだから続刊も出るのかな。タイトルの「アリスを救わない」的な描写も無かったし。救う救わない云々って事は有栖が危機的な状況に陥るんだろうけどとりあえず今回はそんな状況皆無でひたすら誠を弄んでっとったな。ただ、有栖がピンチになる状況が全く想像出来ないんだよなぁ…クラスメートにイジメられても精神的にダメージ受けるタイプじゃないでしょこの人…
現状だと有栖の目的が不明過ぎるという。誠を自分に依存させて遊んでいるだけなのかそれとも別にあるのか。誠の性欲が爆発して先生で解消しようとした時はすぐに駆けつけてきたし有栖は有栖で独占欲でもあったりするのか。さっぱりわからない。なんなのこいつ。
サブヒロイン?の葛城りるもりるですぐに自分の身体差し出そうとするし色々とおかしいんだよなぁ。初対面でトイレで脱ぎだすの正気じゃないでしょ。健気っぽいところもあるんだけど健気だけで表現するには抱えている闇がでかそうだしこの作品に常識人はいないみたいですね…
今までノーマーク過ぎて講談社ラノベ文庫についての知識が皆無なんだけどここってどんどん打ち切るレーベルなんだろうか。とりあえず続きが気になるからシンプルに出して欲しいと思った。
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