三角の距離は限りないゼロ 2 感想
- 2018/12/22
- 18:40

三角の距離第2巻。半年振りくらいの刊行。自分の中ではストレートに熱い作品。
とりあえず今回の表紙も可愛過ぎかよ。まともに直視出来ないぞ。勘弁してくれ。むしろ前回よりさらに可愛くなった感がある。
確かこの作品は発売前からカクヨムかどっかで連載している筈だけどそのweb版は読んでない。「小説は紙で読まないと…」的な老害プレイを絶賛楽しんでるのでどうも読もうとする気が起きない。そして、一度でも電子書籍の便利さを知ったら紙に戻れなくなるのもわかっている。だから物語は本以外で読んだらいかんのや…一体俺は何と戦っているのか。まぁ、あとweb連載版は挿絵ないしね…
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕は秋玻と恋人に、春珂と親友になった。
そんな幸福にどこか浮かれていたある日、僕らは友人の須藤伊津佳から相談を受ける。告白をされたいう相談――その相手は、同じく友人の広尾修司。それを知った僕らは、二人の仲を取り持つために奔走し始め……けれど、そのとき僕は、まだ気づいていなかった。その出来事が僕らの不確かな関係を、秋玻と春珂を大きく、変えることに。
あー、あー、あー。最後にぶち込んできたなぁ。戦いじゃ…戦いが始まってしまうんじゃ。今宵はここらでよかろうかい…
遂に三角形のバトルが始まってしまうのか…長い序章だったぜ。今まで健気で「二人を応援するよ!」的なスタンスだった春珂が覚醒してしまった。もう誰にも止められない。
そりゃそうなるんだろうなとは思っていたけど実際にそうなるとやっぱりほらね…春珂の日記が章の終わりにあるのが激動の予感しかしなかった。つまり、1巻ラストは春珂だったって事でいいんだろうか。
今回は「須藤に焦点が当てて小休止的な巻か〜」と呑気に考えていたけど須藤の問題は波乱のトリガーにすぎなかった。
矢野がイマイチ何考えてるかわからないせいで忘れがちだけど矢野と秋玻って恋人関係なんだよな…矢野と秋玻の間に恋愛のスピード感にズレがあるし秋玻も秋玻で急いでるようにも見えるけど高校生の恋愛スピードとかちょっとエアプ過ぎて実際のところ誰が正しいのか全くわかりません…恋愛どころか友達付き合いすらエアプだから困る。
恋愛系の物語は出会ってから付き合うまでが大多数だけどこの作品はそうじゃない。そら付き合ってからも問題は発生するわな。にんげんだもの。エアプだからよく知らんけど。その点で考えるとこの作品は結構レアかもしれない。しかし、そうなると終着点はどこなんだろう。三人の関係が全て決着したら終わりなんだろうか。
矢野と秋玻の間にある、ズレに関しては今後もひと悶着ありそう。ひと悶着で済まない気もするけど。春珂が参戦する訳だし。とにかく今わかってるのは次がすげえ楽しみだということ。