さよならさえ、嘘だというのなら 感想
- 2018/02/03
- 23:03

田舎町に双子の兄妹がやってきたことで動き出す青春物語。ホラーではない
カササギの計略を読もうとしたら全く見つからずに積んでた山からこっちが出てきた。
いつか山を整理しようと意気込むもむしろ山は高くなっていく。怪奇現象というやつか恐ろしい。
著作/小田真紗美 カバーイラスト/Aちき
あらすじ
主人公は田舎の高校一年生の高梨颯太。
夏休み明けに須田凪子と双子の兄で顔が良くて人当たりまでいい須田海斗が転校してくるとこから始まる。
兄の海斗はスーパーマンの為どんどんクラスに解けこんでいくが妹の凪子は無口で身体も弱い様子。
ある日、困ってる凪子を颯太が発見し助けるといつもと雰囲気が真逆で明るい様子で違和感マシマシ。
次の日の夜、学校のウサギが全滅するという事件が起きて…
魚介系ラーメン食ってたら麺の下からマグロの切り身がまるごと出てきたような印象。
ジャンルは何になるんだろう。恋愛?青春?サスペンス?ファンタジー?ホラー?どれだろう。
犯人は直球というか予想通りだったのだが顛末が変化球すぎてアッチョンブリケ
伏線はしっかり回収してた。ほほぉ〜となるぐらい回収してた。
ギリギリの日常にあった颯太と凪子のやりとりは好きだったのだがこういうオチだと再読が遠くなりそう。
いや、確かに裏を見返すと「その、予想外の結末は…?」とは書いてあるけど予想外すぎるわ。
ストレートでゴリゴリ押すピッチングは難しいからこそチャップマンはオンリーワンなんだよね…
思い返してみると必死だった凪子の裏には事情があった訳で少し哀しくなる。
序盤の恋愛パート?だったりラストの締めはうっかりゴロゴロするレベルで好きなのでそこだけでも読んで良かったと思った。自分の肌に合ったのだろう。
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