ぼくたちのリメイク 4 感想
- 2019/07/31
- 01:48
3巻は地獄の入り口のような終わりで4巻は一体どうなるのか。
しかし、増えたなあ。ノベルゲームクリエイター系のライトノベル。増えたってことは読んでる層の多数に受けているってことでしょ?マジかよラノベめっちゃ読むけどゲームとか全然作りたくねえ。魂削って年月かけて作った作品が売れなかったら多分一発で心が壊死するわ。売れたら売れたでプレッシャーで心が壊死するからどの道駄目だわ。やっぱクリエイターってすごい。
著者/木緒 なち イラスト/えれっと
あらすじ
貫之は筆を折り、大学を去った。僕、橋場恭也の誰かのための行動は誰かの進むべき道を捻じ曲げた。そして僕は、今度は十一年の時を飛ぶ。シノアキは絵を描くことを辞めていた。ナナコの夢が叶うことはなかった。再び元の年齢へと強制的に戻された僕には、存在しなかったはずの幸せな人生だけが残された。これが、僕が作り直した人生だった。再びゲームディレクターとして働く日々が始まった。同僚の河瀬川や仲間たちと共に毎日のように起きるトラブルを解決する。きっとこれで良いのだろうと呑み込んだ。そして彼女は、微笑み言った。「いってらっしゃい」
どうせ夢落ちなんでしょ?と思っていたシノアキと結婚ルート。まさかそのまま丸々1冊使うとは…
「人の幸せは人の不幸の上に成り立っている…!」いやそんな事は無いとは思うけどあの未来は良かったのか悪かったのかわからない。よくも知らないのにアイツは幸せだとか不幸だとか外部の人間が決めつけるのがおこがましい。
嫁シノアキの「いってらっしゃい」が正妻過ぎてもうね…特にあの「いってらっしゃい」は色々重なり過ぎて重いぜ。
「いってらっしゃい」は「ただいま」で返さないといけないんだよなぁ。一方通行とか許されんでしょ。そげぶだわそげぶ。
しかし、恭也こいつなんやかんやいつも無双してんな。一応元28歳で過酷な状況は体験済みなのかもしれないけど。恭也の適応力がちょっと恐ろしいレベル。いきなり学生時代に戻されても再スタートだと喜び、そこから今度は未来に飛ばされても普通に仕事を始めるモンスター。心が壊れているのでは?
幸せになりたいのではなく制作がしたいという恭也の願い。例え、時空を超えて嫁ゲットする未来に辿りついてもあの3人と制作がしたいという根っこは揺るがないんすね。やっぱり心壊れてるだろ…
ナナコ全然出てこなかったけど凄く面白かった。ナナコ全然出てこなかったけど…
出てこなかったといえば貫之も全く出てこなかったな。てっきり説得無双回になるもんだとばかり思ってたから。そりゃ未来編は出てこないか。多分貫之は次回からだな知らんけど。
恭也が2007年に戻ってもあの世界が残ってるとしたらそれはタイムスリップじゃなくて並行世界への移動なんだよなぁ。だからタイムスリップにしか見えなかったしあの世界は恭也がいなくなった事で世界が消滅してしまったんじゃないかという本筋が逸れまくっていることが気になってしょうがないSF脳。
あと、ケーコさんほんとなんなん?時間跳躍系か世界移動系の能力者である事が確定してしまったんだが?