ぼくたちのリメイク5 感想
- 2019/08/03
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なんやかんやもう5巻
いや〜前回のシノアキの嫁っぷりはとんでもなかったっすねぇ。あんなん見せられたら流石に心折れるわ。こんなに差が出るなんて1巻読む前は知らなかったんだよ…
結構大事な貫之退学というイベントが嫁シノアキで吹っ飛んだという。やっぱ嫁ってすげえわ。だって正真正銘の契を交わした家族だし子どもいたし。
著者/木緒 なち イラスト/えれっと
あらすじ
何も掴めなかったあの頃があった。何かを掴めそうだった十年前があった。そして何かを失った十一年後があった。全てがあったから、ここに僕がいる。自分だけが幸せを得た未来を経験して芸大生へと戻った僕、橋場恭也。課せられた使命は本来の三人の未来を取り戻すこと。「いってらっしゃい」十一年後にもらった言葉が僕の背中を押す。ここから僕たちの人生を作り直すんだ。シノアキの創作意欲を高めるため、僕は後の天才となりうる美術学科の一つ下の後輩、斎川美乃梨に近づいたもののなぜか彼女に不審がられ逃げられてしまい…。
守るべき物を持っていた未来から帰還した恭也。遂に始まる貫之奪還編!!!と思ったら始まらなかったよ…まあ次こそ確実に貫之とバトルパートが有りそうだからそこに期待。
今回は恭也が未来で出会った遅筆イラストレーター斎川美乃梨と邂逅する話がメインだった。4巻と見た目変わりすぎでは?あの世界線ほんとなんなん?思い出すだけでちょっと辛いんだが。
九路田とかいう悪そうな見た目からほんとに悪い奴の登場。良く言えばストイック。悪く言えば他者を顧みない悪い奴。作品創りとかしたことないから何が正しくて何が悪いのか正直わからん。退学に追い込むのはどうかと思うけど。一応、恭也ライバルポジションになるんですかね。恭也よりも作品制作に必要なものを理解してそうだしすげー手強そう。
というかシノアキがビルドアップの為に九路田のとこに行っちゃったんですがそれは…
恭也は恭也で修羅場だったり時間移動の体験でモリモリパワーアップしてる感がある。以前ならレールを敷いていかにその上を上手く走ってもらうかって感じだったけど今は自主性に委ねているからな。このままパワーアップし続けると最終的にハイパーメディアクリエイターとかになってそう。
時間系能力者のケーコさん出てこないままめっちゃ時間進んだけどどうしたん? いやまぁ本筋とは関係ないからわからんでもないけど。恭也が強くてニューゲームしてる時点でかなりのとんでもイベントなのにそっち関連の話は全然出てこないよなこの作品。
やっぱりナナコが一番可愛いしナナコ頑張って欲しいけどラブコメパートの消化試合感な。シノアキという圧倒的正妻に勝てる気がしないわ。ラブコメなのに何か延命治療を見させられてる感まである。いっそトドメ刺して。辛いです…ナナコが好きだから。
河瀬川はなんなんだろう。最近グイグイ来てるけど。どうやっても勝てないけど読者から人気出てきちゃう系ヒロイン枠だよね絶対。