天気の子 感想 +ちょい聖地巡礼
- 2019/08/07
- 23:39

映画2回+小説1回の感想
とにかく見る前は嫌な予感しかしなかった。チラ見した感想を見た時も主題歌を聞いた時も。
秒速でダメージ負った勢としては君の名はずっとヒヤヒヤしていたし、今回もやべーよ感でハラハラだった。秒速がトラウマすぎる。ちゃんと見ればあの作品バットエンドではないらしいけど。
久しぶりに映画館行って再確認したけど映画は月〜木のレイトショーに限る。金曜日はNG
まず、安い。次に、人気作でも夜なので結構空いている。金曜日は土曜日休みのホワイト共がちょこちょこ攻め込んで来るので月〜木に比べるとちょっと人が多い。時間が遅いので見る前から映画館のロビーでネタバレをカマしてくるポリューションキッズの割合も少ない。
そして、一番大事なのが「明日も朝から仕事なのに夜中こんなとこに居る自分ヤバイ」という背徳感。この背徳感のが無駄にテンションを上げてくれる。そして、見終わった後の「明日働きたくねえ感」は普段の196倍くらいはある。只でさえ働きたくないのにほんとに働きたくなくなる。
働き方改革とか騒ぐならそもそも働かなくていい世界にしろと考えるくらい働きたくない。
著者/新海誠
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※注意 ネタバレしかない
最初のシーンで病室で眠ってるのが帆高だと勘違いし、そのままバットエンドを予見し、テンションガタ落ちしたのは自分だけではない筈。むしろ自分だけとか恥ずかしすぎるから自分以外にもいて欲しい。
まさかアクションハリウッド映画的な展開は予想してなかったんだよなぁ…
拳銃拾った辺から「ん?」ってなったけどクライマックスまで拳銃君が迫真の役割。小説版読むまではぶっちゃけ拳銃関連必要か?と思ったけど読んだら考えが変わった。
チンピラへの一発目の発砲であそこまで衝撃を受けていた帆高が大好きな須賀にすら銃を向けたという事が大事だと思った。何があっても陽菜に会いに行く覚悟の現れ。想いが強過ぎる。これは世界を捨てる覚悟をキメてますわ。特にここの小説版のモノローグが良かった。
あとまあ、拳銃拾わないと子供vs大人の構図が出来ないしネ。夏美もどこか大人になりきれていなかったからこそ帆高の逃走に手を貸したんだろうし。成長の過程でvs大人ってどこかで必要なんだと思う。
夏美の声は映像に集中したら案外気にならないのかな?とか思ってたけど普通に「いや〜…」って感じだった。「君の名は」の奥寺先輩ポジションだと思ってら奥寺先輩の倍以上出てくるからほんといや〜…個人的には予告のアレよりバイクチェイスのシーンがアレでアレだった…
どうやって感想を書き殴っても「君の名は」が追いかけてくるから困る。個人的には「天気の子」単体で評さなきゃいけないと思ってる筈のに頭が勝手に比較してくる。
頭の中にあったから見る前に期待していたのは「君の名」はのような作品だったんだと思う。でも、今回の作品は過程も結論も全然違ったわけで。だから初回見終わった時は面白かったけど「アレ?」っていう感情もぶっちゃけあった。
「君の名」は見た直後からガツンと来た作品で「あと2回ぐらいは見よう」ってなったけど「天気の子」は見た直後よりも一度落ち着いて思い返した時にジワジワ来るタイプ。そして結局「あと2回は見よう」ってなる。
君の名はは映画終わった瞬間のカタルシスにパラメータ全振りしてるようなイメージがある。
最後に【君の名は。 your name.】ってデカデカと表示されてから「二人の間〜透き通っていたりしたんだ」の20秒くらいで世界が破壊と再生を3回くらい繰り返してるから(意味不明)アレはほんとにインチキ。
でも、天気の子の「大丈夫」もかなりエグい。小説の後書きに「大丈夫」とラストシーンの関係性が説明されていたけどそんなことしたら嫌でも歌詞がマッチしますわ。
映画見る→映像を頭に小説読んで心情を補完する→もう1回映画見る。
これが最強ムーブに違いない。最強ムーブだけど2回目見た後なのにもう小説版読みたくなっている。多分読んだらもう1回見たくなるだろうしこれ最強ムーブじゃなくて無限ループだろ…
帆高、陽菜はもちろんなんだけど須賀さんが思っていたよりもキーパーソンのように思えた。
大人枠で東京での帆高の親のような立ち位置ではあるんだけど守りたいモノだったり失ったモノのせいでメンタルがグチャグチャ
クライマックスの廃ビルのシーンで帆高の「もう一度会いたい」というところでハッとしてたのがもうね。この辺については小説版の須賀さん視点で補完されている、
須賀さんほど評価がクライマックスまで乱高下した人物も珍しい。なんだこいつ…→良い人じゃん!→なんだこいつ…→良い人じゃん!→以下ループ
やっぱりねヒロインの陽菜可愛いすぎたわ。特にネギ取りに行くシーンが。携帯電話の着信音を「ネギネギ!ネギ〜」にしたいレベル。
2回見てようやく気づいた鈍感なんだけどあんなに何度も太陽に手をかざしてたんすね。いや〜最初はよくある描写だと思って何も思わなかったけど2周目はかざす度にメンタルザクザクっすわ。
全体的2周目の方が見てて泣きそうになったシーンが多かった。センパイのタックルとセリフで泣きそうになってグランドエスケープで泣きそうになって大丈夫でも泣きそうになった。
景色が現実と同じだと良い方に心が動かされるのに商品名が現実と同じだとステマ臭くなるのは何故だろう。でも、ビックマックがビックワックとかだったらそれはそれで萎えそうなんだよなぁ。日清のコラボCMが悪いわ。本編見たあとだとアレ見ると結構萎えるもん。コラボCM大体嫌いだけどギガ使い放題のCMはめっちゃ好きだから一概に叩けなくて困る。塩梅って難しいね。
空に昇る前の陽菜のモノローグ
帆高を追い出した後の須賀さんのモノローグ
バイクチェイスの夏美のモノローグ
映画に無くて小説版で文字にされていた物。どれもが物語を補完するものでとても大事なものだと思う。
今回も映像が綺麗だったとか陽菜が可愛かったとか音楽最高だったとか色々あるけどどハマリした理由は帆高が世界よりも陽菜を肯定して選んだから。
代償があるのがわかっていても帆高が陽菜のいる世界を選んだのが本当によかった。主人公に必要な事はヒロインの為なら世界すら捨てる覚悟だわ…「君の名は」がヒロインも救う過程であの町を救ったのに対して今回はヒロインを救う為に東京を狂わす。いや〜素晴らしいっすわ。
物語の中ぐらいでは大多数の人間や世界にとって正しくない選択だとしても主人公には自分の中の正義を貫いて欲しい。現実で問題にぶち当たったら須賀さんの言っていた「少ない犠牲で異常が治るならそれでいい」という選択を取ってしまうと思うから。
ここから聖地巡礼的なやつ~

本当に暑かった。ウキウキで外出した癖に徒歩5分で帰りたくなったという。
田端南口周辺
昼の1時頃だと日曜日でも聖地巡礼勢はちらほらしかいなかったけど2時以降はかなり人がいて写真取れなかった。撮れるけど誰かしら入っちゃう感じ。行くなら午前中が狙い目かもしれない




劇中よく出てくる大事な場所

反対向き

坂の頂上

陽菜が祈ってた場所ってここなん?「せかいがーきみーのちいさなーかたにー」のとこ

それともこっち?白いガードレールがあったのは覚えてるんだけどなんか違うんだよなぁ

人生で初めて田端行ったけどかなりのどかな場所だった。

劇中よく映っていた構図。陽菜と凪の家があるとこ?
代々木会館
映画の中では代々木の廃ビルって呼ばれてたやつ。
ぶっちゃけ行く気なかったんだけど8月から取り壊し開始とかいうニュースのせいで行かなきゃ(使命感)モードに
自分が行ったときは中の廃材を取り出す作業をしてるっぽくて解体はしてなかった。これからどんどん始まるんだと思う。


田端よりも聖地巡礼勢が多かった。さすが都心。

自然と柵が曲がっているのがなんかいい

外階段は映画オリジナルだったのだろうか

170枚くらい写真撮ったのに全然使えねえ…
最初のシーンで病室で眠ってるのが帆高だと勘違いし、そのままバットエンドを予見し、テンションガタ落ちしたのは自分だけではない筈。むしろ自分だけとか恥ずかしすぎるから自分以外にもいて欲しい。
まさかアクションハリウッド映画的な展開は予想してなかったんだよなぁ…
拳銃拾った辺から「ん?」ってなったけどクライマックスまで拳銃君が迫真の役割。小説版読むまではぶっちゃけ拳銃関連必要か?と思ったけど読んだら考えが変わった。
チンピラへの一発目の発砲であそこまで衝撃を受けていた帆高が大好きな須賀にすら銃を向けたという事が大事だと思った。何があっても陽菜に会いに行く覚悟の現れ。想いが強過ぎる。これは世界を捨てる覚悟をキメてますわ。特にここの小説版のモノローグが良かった。
あとまあ、拳銃拾わないと子供vs大人の構図が出来ないしネ。夏美もどこか大人になりきれていなかったからこそ帆高の逃走に手を貸したんだろうし。成長の過程でvs大人ってどこかで必要なんだと思う。
夏美の声は映像に集中したら案外気にならないのかな?とか思ってたけど普通に「いや〜…」って感じだった。「君の名は」の奥寺先輩ポジションだと思ってら奥寺先輩の倍以上出てくるからほんといや〜…個人的には予告のアレよりバイクチェイスのシーンがアレでアレだった…
どうやって感想を書き殴っても「君の名は」が追いかけてくるから困る。個人的には「天気の子」単体で評さなきゃいけないと思ってる筈のに頭が勝手に比較してくる。
頭の中にあったから見る前に期待していたのは「君の名」はのような作品だったんだと思う。でも、今回の作品は過程も結論も全然違ったわけで。だから初回見終わった時は面白かったけど「アレ?」っていう感情もぶっちゃけあった。
「君の名」は見た直後からガツンと来た作品で「あと2回ぐらいは見よう」ってなったけど「天気の子」は見た直後よりも一度落ち着いて思い返した時にジワジワ来るタイプ。そして結局「あと2回は見よう」ってなる。
君の名はは映画終わった瞬間のカタルシスにパラメータ全振りしてるようなイメージがある。
最後に【君の名は。 your name.】ってデカデカと表示されてから「二人の間〜透き通っていたりしたんだ」の20秒くらいで世界が破壊と再生を3回くらい繰り返してるから(意味不明)アレはほんとにインチキ。
でも、天気の子の「大丈夫」もかなりエグい。小説の後書きに「大丈夫」とラストシーンの関係性が説明されていたけどそんなことしたら嫌でも歌詞がマッチしますわ。
映画見る→映像を頭に小説読んで心情を補完する→もう1回映画見る。
これが最強ムーブに違いない。最強ムーブだけど2回目見た後なのにもう小説版読みたくなっている。多分読んだらもう1回見たくなるだろうしこれ最強ムーブじゃなくて無限ループだろ…
帆高、陽菜はもちろんなんだけど須賀さんが思っていたよりもキーパーソンのように思えた。
大人枠で東京での帆高の親のような立ち位置ではあるんだけど守りたいモノだったり失ったモノのせいでメンタルがグチャグチャ
クライマックスの廃ビルのシーンで帆高の「もう一度会いたい」というところでハッとしてたのがもうね。この辺については小説版の須賀さん視点で補完されている、
須賀さんほど評価がクライマックスまで乱高下した人物も珍しい。なんだこいつ…→良い人じゃん!→なんだこいつ…→良い人じゃん!→以下ループ
やっぱりねヒロインの陽菜可愛いすぎたわ。特にネギ取りに行くシーンが。携帯電話の着信音を「ネギネギ!ネギ〜」にしたいレベル。
2回見てようやく気づいた鈍感なんだけどあんなに何度も太陽に手をかざしてたんすね。いや〜最初はよくある描写だと思って何も思わなかったけど2周目はかざす度にメンタルザクザクっすわ。
全体的2周目の方が見てて泣きそうになったシーンが多かった。センパイのタックルとセリフで泣きそうになってグランドエスケープで泣きそうになって大丈夫でも泣きそうになった。
景色が現実と同じだと良い方に心が動かされるのに商品名が現実と同じだとステマ臭くなるのは何故だろう。でも、ビックマックがビックワックとかだったらそれはそれで萎えそうなんだよなぁ。日清のコラボCMが悪いわ。本編見たあとだとアレ見ると結構萎えるもん。コラボCM大体嫌いだけどギガ使い放題のCMはめっちゃ好きだから一概に叩けなくて困る。塩梅って難しいね。
空に昇る前の陽菜のモノローグ
帆高を追い出した後の須賀さんのモノローグ
バイクチェイスの夏美のモノローグ
映画に無くて小説版で文字にされていた物。どれもが物語を補完するものでとても大事なものだと思う。
今回も映像が綺麗だったとか陽菜が可愛かったとか音楽最高だったとか色々あるけどどハマリした理由は帆高が世界よりも陽菜を肯定して選んだから。
代償があるのがわかっていても帆高が陽菜のいる世界を選んだのが本当によかった。主人公に必要な事はヒロインの為なら世界すら捨てる覚悟だわ…「君の名は」がヒロインも救う過程であの町を救ったのに対して今回はヒロインを救う為に東京を狂わす。いや〜素晴らしいっすわ。
物語の中ぐらいでは大多数の人間や世界にとって正しくない選択だとしても主人公には自分の中の正義を貫いて欲しい。現実で問題にぶち当たったら須賀さんの言っていた「少ない犠牲で異常が治るならそれでいい」という選択を取ってしまうと思うから。
ここから聖地巡礼的なやつ~

本当に暑かった。ウキウキで外出した癖に徒歩5分で帰りたくなったという。
田端南口周辺
昼の1時頃だと日曜日でも聖地巡礼勢はちらほらしかいなかったけど2時以降はかなり人がいて写真取れなかった。撮れるけど誰かしら入っちゃう感じ。行くなら午前中が狙い目かもしれない




劇中よく出てくる大事な場所

反対向き

坂の頂上

陽菜が祈ってた場所ってここなん?「せかいがーきみーのちいさなーかたにー」のとこ

それともこっち?白いガードレールがあったのは覚えてるんだけどなんか違うんだよなぁ

人生で初めて田端行ったけどかなりのどかな場所だった。

劇中よく映っていた構図。陽菜と凪の家があるとこ?
代々木会館
映画の中では代々木の廃ビルって呼ばれてたやつ。
ぶっちゃけ行く気なかったんだけど8月から取り壊し開始とかいうニュースのせいで行かなきゃ(使命感)モードに
自分が行ったときは中の廃材を取り出す作業をしてるっぽくて解体はしてなかった。これからどんどん始まるんだと思う。


田端よりも聖地巡礼勢が多かった。さすが都心。

自然と柵が曲がっているのがなんかいい

外階段は映画オリジナルだったのだろうか

170枚くらい写真撮ったのに全然使えねえ…
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