HELLO WORLD 感想
- 2019/09/30
- 22:50
映画1回と小説1回読んだ感想
ハローワールドだから略称はハロワなのかな…大手を振って「ハロワ行ってくるわ」と言える無職に優しい作品。ハローワールド始まったわ。
天気の子を見る度に予告で見た作品。だから劇場で4回ぐらいは予告を見た。セットで空は青いんだぞ!みたいなタイトルの奴も見たけどあっちは見るかわからない。
予告を始めて見たときから堀口悠紀子(白身魚)信者的に見ない選択肢は無かった。
ただ、脚本で小説作者の作品「[映]アムリタ 」しか読んでないけど、その「[映]アムリタ 」がトラウマで見る前は結構不安だったっていう。あんな衝撃的なラスト見せされたらトラウマになるでしょ…
「Hello World」って聞くとプログラミングで最初に出力する奴。プログラミング全く出来ない自分ですら知っている。それとも「世界よ、こんにちは」的な直訳なんだろうか。
自分としたことがレイトショーではなく休日の夕方からの上映回を選択してしまい、中々環境がアレだった。
↓こんな感じだった…
空敵敵空
空俺敵敵敵
空席だらけ訳じゃなかったけど何故、俺の周りにヤンキー全開の奴らが集結してしまったのか。皆、真ん中で見たいからね、仕方ないね…
問題は前のヤンキーと右隣のヤンキーがポップコーンの不発弾をガリガリ食っていたこと。お前ら齧歯類なの?今から冬眠に備えてるの?っていうかそもそもアレって食うの?
映画館はポップコーンじゃなくてグミ売れよグミとかポップコーンの不発弾が今から口の中で爆発すればいいのにとか各方面に呪いを送っていたせいで映画序盤は中々集中出来なかった。
やっぱり映画はスカスカのレイトショーで見るもんだと思いました。
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「ちょっとSFチックな青春映画なんやろ?」的なノリで見た訳けどすげー裏切られた。そんなちゃちなもんじゃない。成長と現実と宇宙と開闢の物語。確実に「SF混ぜただけの青春作品」ではない。
最初から2/3が青春パートで残り1/3がSFパート。序盤は「仮想世界」って事だけ頭に置いておけばいいんだけど、後半はしっかり見ないとSFに置いていかれると思う。SFガチ勢ではないから詳しくはわからないけど自分にはハード目なSFに感じた。
少し不思議系ではなくガッツリサイエンスフィクション。
青春パート、素晴らしかった。一行さん可愛かったし、直実は彼女の為にメキメキ成長していくし。好きな子の為に動く主人公はいつでも映える。
なんやかんや、最初の自己啓発本の教えが効いてるという。俺も自己啓発本買って図書委員になって未来の自分が来るのを待ってればよかった。
青春パートでずっと怪しい動きをしていた勘解由小路さんはなんだったの…尺がなかったの…?
「 ー勘解由小路三鈴は世界で最初の失恋をする」っていうスピンオフ出てたけどアレ読むしか無いんだろうか。
問題は勘解由小路さんの大人バージョンみたいなのが表紙?で白衣着てるっていう。
この作品、白衣を着ている人間は皆、重要な立ち位置なキャラクターばかりだったけどどういうことなの…医者なの?それとも…
うーん、でもよく考えると一行さんが勘解由小路さんが恋愛バトルすると明らかに尺足らないし、あくまでこの作品は直美と一行さんと先生の物語だし、なんなら、SFが疎かになるしなあ。勘解由小路さんやっぱりなんだったの…
スピンオフ読むかー。
ぶっちゃけ、SF設定についてはちょっと解らなかった。大まかな流れはわかるしラストも大体はわかるけど細部が初見だとちょっと…
隣のヤンキーも上映後に「ガチ目で頭使うわ…」ってボソって呟いてたし。読解力が低いのでラストについても少しこんがらがったけど小説版を読んでそこは落ち着いた。それでもイマイチあそこに至った経緯がわからない。
とにかく全編を通して一行さんがかわいかった。これだけは伝えたい。エンドロールの笑顔よ。あれはやべーよ。一行さんマジ開闢。バージョンアップした一行さんもかわいい。ついでにカラスもかわいいかった。
エンドロールは映画シーンを切り取ってるだけと思ってたから結構油断した。もう1回エンドロール見たい。
映像的にIMAX映えしそうなシーンがいくつもあったけどIMAX上映が無くて残念。
予告の時はCG微妙な印象しかなかったけど実際に見たら気にならなかったのが不思議。
こいつは見てよかったぜ。という作品。ただ、小説版を読むには映画を見てからじゃないとイメージが湧きにくいじゃないかなと思う。特にグッドデザイン関連とクライマックスの敵のイメージ。
映画は素晴らしかった、小説は映画の追憶と補完するものだと思った。もう3回ぐらい見たいと思った。
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