図書館は、いつも静かに騒がしい 感想
- 2018/02/09
- 23:41

図書館職員のドタバタ成長物語
図書館にはよく閲覧席を利用しに行く。図書館が1番集中して読書ができる。
資料検索では「在庫しています」でも開架コーナーにはないという謎が多発するので基本的に自宅から持っていて読んでる。
あの謎はなんなんですかね。誰かが館内で読んでるだけですね…
閲覧席にいる人は読書する人、勉強する人、新聞読む人に分かれる。
それに+αでひたすら寝る人、ひたすらスマホ弄る人があんたらは自宅でいいだろと思いつつもわざわざ持ち込んで読書している自分にブーメランが突き刺さる。
著作/端島 凛 カバーイラスト/しわすだ
あらすじ
主人公は菅原麻衣。就職活動で失敗した為、つなぎ感覚で図書館で働き始める。
図書館職員って司書資格必須だと勝手に思っていたけど違うんすね。
図書館で起きる日常の謎を解くミステリー系かなと読む前に思っていたが実際は図書館業務を通じて麻衣が成長していく物語だった。
図書館よく利用する癖に職員側の視点は新鮮に感じた。
他の職員はなんやかんや優しい人ばかりで明るい。これが伝説のアットホームな職場か…
270ページだったがわりとサッと読める読みやすさ。
個人的に普段は頼りにならないのにここぞという時に頼りになる館長が良いキャラだった。
破損させてしまった図書館の書物は勝手に補修するより何も手を出さないで申し出た方がいいらしい。
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