三角の距離は限りないゼロ 4巻 感想
- 2019/11/11
- 19:39

三角の距離4巻。結構出てるようなイメージあったけどまだ4巻なのか。丁寧な作品だから1冊が濃いんだよな。だから、何冊も出てる様な感覚だったのかもしれない。
本屋での一幕
店員さん「カバーはいかが致しますか?」
ぼく「あ、そのままの状態でお願いします」
店員さん「かしこまりました」ビニールペリペリー
俺の、俺の話をきけぇ〜、あのビニール剥がすの結構好きなんだが?
やっぱり信じられるのとらのあなとメロンブックスとアニメイトだけ…でも、近場に無いんだよなぁ。
著者/岬 鷺宮 イラスト/Hiten
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文化祭編の後は修学旅行編!修学旅行ってなんだっけ。修学旅行の思い出がまるでない 。沖縄に行ってうんK踏んだ事くらいしか覚えてない…いったい、自分は何を修学したのだろう。
修学旅行のグループという仕様のお陰で「読者と主人公」の2人がガッツリ出てきてマジ卍だった。 細野が時子との関係についてかなりゲロってたんですがそれは大丈夫なんですかね。おのれ、リア充…
一見、物静かに見えて時子ってやっぱり自分にストレートなキャラだなぁーとか思ってた。時子かわいい時子。
この2人には今後もどんどん出てきて欲しい。
まさかの前巻の後、矢野が廃人みたいになってたという。霧香にメンタル破壊された所に別れ話まで来たんだからそらそうか。ただ、それにしても常に上の空の主人公って結構ひどかった。その反面、四苦八苦していた秋玻と春珂が凄く良かった。
だから、今回はメンタル破壊された矢野を取り戻す話。てっきり、秋玻と春珂の仁義なき矢野の奪い合いが始まるのかと思ってたけど。
自分の中の信条、正義に矛盾が見つかった時、どうすれば正解なのだろう。矛盾を解消するのか。矛盾を見なかった事にするのか。それとも、思考を止めて全てをぶん投げるのか。矢野はぶん投げてたけどどうなんでしょうね…時間稼ぎにしかならなそう
自分がダブルスタンダードしていた時の自己嫌悪は異常。他人に一定のレベルを求める癖に自分がしょうもないミスをしてるから困る。更に冷めた自分が「自分が出来てない事を人にはやらせるのか」とか言って追い打ちをかけてくる。
あぁ、働きたくない。仕事なんてあるから余計な気苦労があるんだよなぁ。「世界から労働が消えたなら」とか誰か書いてくれないかな。すげーつまんなそう。
次の巻からこの作品の本性が見え始めるらしい。なんだろう、人間のドロドロした部分とかかね。
アイデンティティクライシスの矢野に対して秋玻と春珂の提案した甘い毒みたいな取引はどうなるのか。主人公とヒロインの依存とか大好きだからいいぞどんどんやれ。秋玻は脆そうな部分はあるけど春珂がしっかりしているから大丈夫なんだろうけど。
後は秋玻と春珂の今後だよなぁ。過去についても描写されていくみたいだけど春珂が消えるどうかについては原因次第過ぎてなんとも。
春珂が消えるって事は過去を克服して前に進むっていうバットエンド風グッドエンドだし、春珂が消えないのは過去を克服出来ないグッドエンド風バットエンドなような気がしてどちらが正解なのかわからない。
過去を克服して春珂も消えないベストエンドなんで用意されているんだろうか。そもそも、それはベストなのか?一応、人格が増えてる時のステータスて病み状態な訳でしょ。何がベストなのかもうわかんねえよ。
ちょっと不穏な空気が滲み出てきたこの作品。どうなるのか本当にワクワクしている。