塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い 感想
- 2019/12/21
- 22:03

最近、流行りのタイトルで「美少女が何でもない俺にだけコンタクト取ってくるんだが?」的な奴。
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あんまりオススメしてくんなよ。刷り込みで気になっちゃうだろうが。
いきなりタイトルで「この作品のヒロインは主人公に惚れています!!!」って喧伝されるとストレート過ぎて「お。おう…」ってなるし、侘び寂びの欠片も無い。
でもまあ、ラノベのストーリーって極論いうとそのタイトル通りなんだけど…
侘び寂びが無いし、心の千利休が「許さんぞ」って言ってるし、読む事はないんだろうなぁと思ってたんだけど普通に買ってんな俺。どうしたんだろう?情緒不安定かな?
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感想 ネタバレあるかも注意
佐藤さんの温かみの無い言葉に加えて「え…今からですか…」「それって明日じゃ駄目ですかね?」を加えると仕事中の俺になるんだが。そうか、俺は塩対応だったのか。勤務態度が悪いだけなんだよなぁ
もちろん顔が全く良くないので塩対応なんてオブラートには包んでもらえず、むしろ、「あのさぁ…もう少しやる気出してくれない?(半ギレ)」的なお叱りを受けるまである。世の中顔だわ。何の話だ。
ラブコメのメインディッシュ的なイベントを初っ端から連発されてもぶっちゃけ感情が追いつかないので置いてけぼりになった。
1巻である程度纏めなきゃいけないから仕方ないのかもしれないけどもう少し、寄り道してほしかった。タイトルもストレートだけどラブコメの進行もストレートで早い。
学校パートが少ないから塩対応のイメージがあまりわかなかった。
むしろ、佐藤さんは基本デレてる人で塩対応してる方がスペシャル感あったという。
ギャップ萌え的なのを期待してたけど、そういうのでは無かった。
塩対応の佐藤さんが颯太の前だけでは態度が違って云々を期待してたけど、実際は両想いの二人がすれ違いつつも近づいていく的な?
しかも、ずっとそれが続くから…
特にイレギュラー要素の無い作品だなぁっていう感想がずっと頭に浮かんでいたけれど、凄いイレギュラーがあった。
それは颯太とこはるのお父さん。
豪速球ストレートの颯太のお父さんと変化球の名手のこはるのお父さん。これもう、お父さん達の過去話メインでいいだろ。大人が大人やってる作品は映える。
あれだけ似たテイストのタイトルが増えてるって事はこれが今の流行りで、ブームで、トレンドなんだろうけど自分には合わなかったなぁっていう感想。これは加齢ですわ。
ラノベ読んでこんな気持ちになるとは