星をつなぐ手 桜風堂ものがたり 感想
- 2020/01/22
- 19:49

桜風堂ものがたりの続編の作品。前から読もう読もうと思ってたのに元号すら変わって、2020年になってしまった。時の流れが怖すぎる。人間の次に怖いものは時間かもしれない…何の話だ
表紙すごいすき。雪!星空!山!2人!
苑絵の表情がイキイキとしていて、実際の物では無いけれど、本当にキレイな景色なんだろうな、と思える。
スポンサーリンク
感想
桜風堂ものがたりの続編で完結編。完結しちゃったかー。
まぁ、一整が桜風堂にやってくるのが前巻で、今回は軌道に乗せたから終わりっちゃ終わりかぁ。
キャラが立ってる2人がアルバイトとして加入して、銀河堂との繋がりも出来て、更に続編続けられそうだけど、ここで終わるという選択も作者の意志を感じられていい。
この作品自体が御伽話のように感じるから不思議。皆が優しくて、皆が思いやりに溢れているからかな。悪とか負とか邪な物が登場しない、優しい作品。
実際、ほんとに本屋減ってるよなぁ。こればっかりは時代の流れだから仕方ないんだと思うけど。電子書籍は読まないし、通販も使わない派だけど。
電子書籍は場所取らないのと、物を探さなくていいのが羨ましわ。もう最近は、置く場所ないし、読もうと思っても探す所から始めなきゃいけないし。メリットばか思い浮かんで電子に浮気しそう!
時代の流れで消えたものとして思い浮かぶのは写真屋。自分が子供の頃は、フィルムを現像する写真屋さんが町にいくつかあったけれど、今じゃどこも見ないからなぁ。
メモリーカード式のデジカメと、プリンターの普及、更に携帯電話のカメラ機能。科学技術の発達は淘汰を生むね。
本屋は写真屋みたいに無くなるって事はないと思う。それでも、まだ、減るんだろうけど。
今回は、一整の物語というより、一整の周りの人間にスポットが当たっていたように思えた。だから、1巻のように一整の物語を期待すると、ちょっと外れる。
ただ、彼も彼女も一整の過去の行動によって影響を受けた人物であったりして、小さな奇跡の連続のよう。
完結編なだけに大団円。本当に大団円過ぎて何も言えねぇ
- 関連記事
-
-
星をつなぐ手 桜風堂ものがたり 感想
-
桜風堂ものがたり 感想
-