やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 4 オールスターズ 感想
- 2020/04/25
- 21:13

俺ガイル アンソロの4冊目。オールスターです。オンパレードとオールスターズで何が違うんだろうか。オンパレードよりオールスターズの方がすごそう。
いろはすが表紙なんだからいろはすメインの話が沢山はる筈!いろはす〜。
そういえばいろはすのHPでいろはすといろはすのコラボ小説が載るイベントやっとったな。意味わかんないけどあってるから困る。
しかも、ラノベの店舗特典レベルではなく、結構がっちりした量の作品。流石企業案件。YouTuberも企業案件こそ正義って言ってたしな。
https://www.i-lohas.jp/products/tennen/eco/vol2/
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感想 ネタバレ注意
たとえぼくたちの青春ラブコメがまちがっていたとしても
著者/石川博品 挿絵/エナミカツミ
俺ガイル読者の9年間の話。
最初は「何が始まるんです?」と困惑してたけど終わってみればすげーよかった。
刺さってしまった。俺ガイルの刊行を何年も追っかけた勢なら自ずと刺さっちゃうんじゃないかと思う。
1巻でリア充爆発しろって言ってたのに最終巻は時代遅れの死後扱いだったからな。9年の重み。特に10代の9年は重い。
アンソロ作品だとこれが1番よかったように思える。完結したから出来る作品で、9年刊行していたからこそ出来た作品。
やはり、船頭の多い舟は山に登る。
著者/王雀孫
奉仕部が文芸部のリレー小説を手伝う話。
材木座の作品はまぁ、予想通り。雪乃の作品のある種の暴力。結衣の合作が予想外すぎて面白かった。海老名さんと三浦をヘルプ呼んだお陰で中々のオールスター感でよかった。
三浦のやってたインスタとかツイッターのハッシュタグでコメントする文化なんなんだろうね。
案外、葉山隼人の気の迷いは長い
著者/川岸殴魚 挿絵/ななせめるち
サッカー部の試合で傷心した葉山が己を探す話。
徹頭徹尾コメディの作品。これじゃあ葉山がアホの子や。
タイ語を喋る葉山という暴力。アレはもうインチキ。タイ語とかサワディしか知らねぇよ。
あと、馴染みがないタイ文字がずるい。ルビ振っても読みづらいし。短編でこそ使える武器だと思った。
負けられない婚活がそこにはある
著者/境田義孝 挿絵/U35
平塚先生の婚活向けて八幡と材木座がプロデュースする話。
アンソロ作品のマルチツールと化した材木座。コメディ作品での材木座便利すぎだろ。
何も喋らないで、何もしない方がモテそうな平塚先生。そんなのは平塚先生じゃないし、タバコ吸うし、アストンマーチン乗っちゃうからカッコイイんだけど。
挿絵の照れた平塚先生が凄くよかったです…
10年後の八幡へ。
著者/さがら総 挿絵/ももこ
八幡に憧れた10年後の話
戸塚の闇。材木座が素で心配するレベルの闇。ギャグテイストが続いてたのにいきなりのシリアス。やっぱりアンソロってシリアスの方が面白くない?
【朗報】漢材木座、コメディだけではなくシリアス作品でも活躍出来る。
10年後も腐らずクリエイターになろうと足掻いてるとかカッコ良すぎだろ…戸塚の話で材木座がカッコイイとか勘弁してくれ。
結局戸塚って何だったろうね。八幡と友達ではあったんだろうけど、八幡は基本踏み込ませないし、相談するタイプでもないし、よくわからん可愛い象徴だった。
川崎沙希の比企谷八幡の、記念日にまつわる話
著者/天津向 挿絵/うかみ
母の日のプレゼントを買いに行った八幡が川崎に出会う話
キャラの口調にめちゃくちゃ違和感がある。川崎ファンはキレていい。
しかし、その言葉には裏がある。
著者/渡航
新奉仕部で一色いろはが暗躍する話。
どういう事なの…奉仕部がハーレム状態で皆で好き好きアピール合戦が開催されてたんだが?
時間軸が最終巻後と合ってるだけでやっぱりパラレルワールド?新劇場版?
最終巻ですっげぇ重い告白してたような気がするけどもしかして気のせい?
今回の話って多分ガハマサイドの続きなんですよね。ガハマサイドの話を思い返すとガハママが「結衣の恋路サポートしちゃうぞ〜」的なスタンスだったけどガハママって最終巻で泣いてる結衣で察しまくって抱きしめてたやん。これもわからん。
原作世界線→八幡告白→ガハマ泣く→ガハママ慰める
アンソロ世界線→八幡告白してない→決着付いてない→雪乃結衣一色「アピールしちゃうぞ〜」
というアクロバット解釈かまさないと色々整合性が取れない。いろはすはちょっかい出してるだけとも取れるけどガハマに関してはガチじゃん…
アレはフリー対戦の動きじゃなくて大会で勝ちを狙ってる時の立ち回りですよ。
略奪する気満々の結衣とハーレムに満更でもない八幡とかやべーだろ。俺ガイルがアイデンティティクライシスだよ。
最終巻の一色の「ハッキリさせと後でめんどくさくなるぞ」っていうセリフが伏線だったとしても、八幡と雪乃の間に強固な物があるように見えないのがよくわからん。
本編の後半の「本物」求めた展開と最終巻の告白が無ければ凄く面白かった作品だと思う。あそこから地続きなら本当によくわからない。
俺ガイル アンソロジー オールスターズの全体の感想
トップバッターの作品が刺さりすぎて、ハードルが上がった感。やっぱりアンソロ4冊のなかでもトップクラスだと思う。
アンソロで個人的によかったと思ったのは、今回の俺ガイル読者の話と、同窓会のはやはちと、ガハマの過去話。ジェフ千葉語る葉山がバグってたのも面白かったけどアレはちょっと面白いのベクトルが違う。
そもそも今までアンソロジー手を出してなかったからイマイチ趣旨がよくわからなかったけどなんとなくわかった。
中学生のぐらいの頃にブックオフでシャーマンキングのBLアンソロジー立ち読みしたのはトラウマ。何でアレ全年齢コーナーに置いてあるの?おかしくない?何も知らなかったら読んじゃうだろが。
とりあえず、キャラ口調が原作と乖離しすぎてるのがあるのは何とかして欲しかった。金払って違和感堪能するとかドMしか喜ばんでしょ。
渡航先生の作品については…パラレルワールドなんだろう。そう思いたい。
たとえぼくたちの青春ラブコメがまちがっていたとしても
著者/石川博品 挿絵/エナミカツミ
俺ガイル読者の9年間の話。
最初は「何が始まるんです?」と困惑してたけど終わってみればすげーよかった。
刺さってしまった。俺ガイルの刊行を何年も追っかけた勢なら自ずと刺さっちゃうんじゃないかと思う。
1巻でリア充爆発しろって言ってたのに最終巻は時代遅れの死後扱いだったからな。9年の重み。特に10代の9年は重い。
アンソロ作品だとこれが1番よかったように思える。完結したから出来る作品で、9年刊行していたからこそ出来た作品。
やはり、船頭の多い舟は山に登る。
著者/王雀孫
奉仕部が文芸部のリレー小説を手伝う話。
材木座の作品はまぁ、予想通り。雪乃の作品のある種の暴力。結衣の合作が予想外すぎて面白かった。海老名さんと三浦をヘルプ呼んだお陰で中々のオールスター感でよかった。
三浦のやってたインスタとかツイッターのハッシュタグでコメントする文化なんなんだろうね。
案外、葉山隼人の気の迷いは長い
著者/川岸殴魚 挿絵/ななせめるち
サッカー部の試合で傷心した葉山が己を探す話。
徹頭徹尾コメディの作品。これじゃあ葉山がアホの子や。
タイ語を喋る葉山という暴力。アレはもうインチキ。タイ語とかサワディしか知らねぇよ。
あと、馴染みがないタイ文字がずるい。ルビ振っても読みづらいし。短編でこそ使える武器だと思った。
負けられない婚活がそこにはある
著者/境田義孝 挿絵/U35
平塚先生の婚活向けて八幡と材木座がプロデュースする話。
アンソロ作品のマルチツールと化した材木座。コメディ作品での材木座便利すぎだろ。
何も喋らないで、何もしない方がモテそうな平塚先生。そんなのは平塚先生じゃないし、タバコ吸うし、アストンマーチン乗っちゃうからカッコイイんだけど。
挿絵の照れた平塚先生が凄くよかったです…
10年後の八幡へ。
著者/さがら総 挿絵/ももこ
八幡に憧れた10年後の話
戸塚の闇。材木座が素で心配するレベルの闇。ギャグテイストが続いてたのにいきなりのシリアス。やっぱりアンソロってシリアスの方が面白くない?
【朗報】漢材木座、コメディだけではなくシリアス作品でも活躍出来る。
10年後も腐らずクリエイターになろうと足掻いてるとかカッコ良すぎだろ…戸塚の話で材木座がカッコイイとか勘弁してくれ。
結局戸塚って何だったろうね。八幡と友達ではあったんだろうけど、八幡は基本踏み込ませないし、相談するタイプでもないし、よくわからん可愛い象徴だった。
川崎沙希の比企谷八幡の、記念日にまつわる話
著者/天津向 挿絵/うかみ
母の日のプレゼントを買いに行った八幡が川崎に出会う話
キャラの口調にめちゃくちゃ違和感がある。川崎ファンはキレていい。
しかし、その言葉には裏がある。
著者/渡航
新奉仕部で一色いろはが暗躍する話。
どういう事なの…奉仕部がハーレム状態で皆で好き好きアピール合戦が開催されてたんだが?
時間軸が最終巻後と合ってるだけでやっぱりパラレルワールド?新劇場版?
最終巻ですっげぇ重い告白してたような気がするけどもしかして気のせい?
今回の話って多分ガハマサイドの続きなんですよね。ガハマサイドの話を思い返すとガハママが「結衣の恋路サポートしちゃうぞ〜」的なスタンスだったけどガハママって最終巻で泣いてる結衣で察しまくって抱きしめてたやん。これもわからん。
原作世界線→八幡告白→ガハマ泣く→ガハママ慰める
アンソロ世界線→八幡告白してない→決着付いてない→雪乃結衣一色「アピールしちゃうぞ〜」
というアクロバット解釈かまさないと色々整合性が取れない。いろはすはちょっかい出してるだけとも取れるけどガハマに関してはガチじゃん…
アレはフリー対戦の動きじゃなくて大会で勝ちを狙ってる時の立ち回りですよ。
略奪する気満々の結衣とハーレムに満更でもない八幡とかやべーだろ。俺ガイルがアイデンティティクライシスだよ。
最終巻の一色の「ハッキリさせと後でめんどくさくなるぞ」っていうセリフが伏線だったとしても、八幡と雪乃の間に強固な物があるように見えないのがよくわからん。
本編の後半の「本物」求めた展開と最終巻の告白が無ければ凄く面白かった作品だと思う。あそこから地続きなら本当によくわからない。
俺ガイル アンソロジー オールスターズの全体の感想
トップバッターの作品が刺さりすぎて、ハードルが上がった感。やっぱりアンソロ4冊のなかでもトップクラスだと思う。
アンソロで個人的によかったと思ったのは、今回の俺ガイル読者の話と、同窓会のはやはちと、ガハマの過去話。ジェフ千葉語る葉山がバグってたのも面白かったけどアレはちょっと面白いのベクトルが違う。
そもそも今までアンソロジー手を出してなかったからイマイチ趣旨がよくわからなかったけどなんとなくわかった。
中学生のぐらいの頃にブックオフでシャーマンキングのBLアンソロジー立ち読みしたのはトラウマ。何でアレ全年齢コーナーに置いてあるの?おかしくない?何も知らなかったら読んじゃうだろが。
とりあえず、キャラ口調が原作と乖離しすぎてるのがあるのは何とかして欲しかった。金払って違和感堪能するとかドMしか喜ばんでしょ。
渡航先生の作品については…パラレルワールドなんだろう。そう思いたい。