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きのうの春で、君を待つ    感想



 ガガガ文庫、春の刊行ラッシュ最後の作品。最初はあと、2冊ぐらい買う予定だったけど、それはまた今度で。

 
 前作の「夏へのトンネル、さよならの出口」は好きだったから、作者買いしてしまった。

 表紙見た感じだと前作は夏だったけど、今回の季節は春なのかな知らんけど。


  著者/八目迷  イラスト/くっか

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           きのうの春で、君を待つ   感想 ネタバレ注意

 大団円。大団円過ぎて何も言えねぇ…彰人が更生したとしたしてもあかりの受けていた仕打ちが酷過ぎてこの大団円感はちょっと(陰キャ特有のマイナス思考)
 かと言って、2人で罪を背負うエンドというのライトノベルだと重すぎるかね。意表つくならこっちなんだけど。
 結局彰人がやりすぎなんだよなぁ。でも、彰人がやりすぎ無いと物語が動かないんだよなぁ。どうすんだこれ。
 でもまあ、彰人が酷かったからこそ、あかりの決意に重みが出てくるっていうのはあるんだが。



SF青春小説でタイムリープ物。作品としてはタイムリープ自体は仕掛けにすぎなくて、メインウェポンは青春パートだど思うけど、事件を解決してからの青春パートはあんまり青春物特有のエネルギーを感じたなかった。
 青春作品の主人公に必要なのはヒロインの為に世界も倫理も法も敵にする覚悟だよね。



 タイムリープ物だけれど1日過ごしてそこから自動的に2日戻るという特殊なタイムリープ。
 だから、段々とパズルのピースが埋まっていく感じだった。お陰で先が気になりすぎてとんでもないペースで読んでいたような気がする。

 伏線の回収が凄く綺麗だった。逆にこの特殊なタイムリープと伏線の張り方と回収にめちゃくちゃ難産な作品だったんじゃないかなあと思った。実情は知らんけど。

 

 真相を知ってる筈のあかりが色んな場面で意味深に泣いてるから色々と察してたら、あかりの泣いてた理由は全然予想と違ったという。


 比較してもあんま意味ないんだけど、青春物としては夏トンの方が上。SF物としてはこっちの方が上。そんな感じ。
 青春物として期待しすぎずに、SFミステリーとして見れば、満足な作品だと思った。

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