僕らが明日に踏み出す方法 感想
- 2020/05/07
- 19:25

ゴールデンウィークはとりあえず積んでるラノベを消化する作戦。やる事と言ったら家に籠って本読むかゲームかの二択しかない。うーん、普段と変わんねえんだよなあ。俺の人生がソーシャルディスタンス過ぎる。
作者は「読者と主人公と二人のこれから」「三角の距離は限りないゼロ」の人
間違いなく作者買いなんだけどいつ買ったのかわからないレベル。2017年発売です。積みって恐ろしい。
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僕らが明日に踏み出す方法 感想
メディアワークス文庫の作品を読むのが久しぶりすぎて、このレーベルってこんな文字デカかったっけっていう。電撃文庫の作品読んだ時「この内容ならメディアワークス文庫でええやろ」と思う場面にチラホラ出会うけどこれならよくないかもしれない。
時間がループする作品。
1週間後のピアノコンクールの為に時間が欲しい男子高校生の中瀬。1週間後の告白の返事のリミットが近づく女子高生の山田。
共に1週間後が来てほしくないと願った結果時間がループする事に。
中瀬のループはコンクール優勝の為にズルがしたい訳でもないし、どちらかというと秘めた純粋な願いだったから別に良いんだよ。
問題は山田よ。忍を振ることが確定で気まずいまでは良いけど、そこからの忍への対応が酷スギィ!っていうか忍が何をしたって言うんだ。イケメンで性格よくてヒロインに惚れてただけだろ!とりあえず、罪状がイケメンギルティぐらいしかないのに流石に扱いがひどすぎる。 そりゃ忍視点なら中瀬と山田はコソコソ会って企んでるし、なんなら、ちょっと忍の邪推も合ってるからな。あんなの激怒どころか絶縁レベル。絶縁のテンペストだよ。
でも、山田のループ前提で散財&豪遊ムーブするの理想のようで素晴らしいと思いました。俺もやりたい。
青春物としてループの理由が判明するまでは独自路線で凄く良かったけど、そこから急に君の名はチックになったのはぶっちゃけいただけなかった。
記憶が消えて再開ってのは王道展開だし、溜めが有ればカタルシスに繋がるんだろうけど。そこの部分がページ数割かれてなかったし、唐突にあそこまでインパクト残した作品の後に似たような事をやられると何とも言えない気分になった。。