三角の距離は限りないゼロ 5巻 感想
- 2020/05/09
- 22:44

この作品の表紙が公開される度に「これは秋玻なのか春珂なのか…」という疑問にぶち当たり、わからないからどっちでもいいや(思考放棄)までがテンプレートになりつつある今日この頃。
紙派の自分がまさか電子書籍を買うとは思わなかった。これがコロナの時代…コロナ恐ろしすぎる。
やべーよ電子書籍。場所取らないし、スマホにKindle入ってるから常に持ち歩けるし、本来なら本屋に行ってる時間で読み始めるてるのが強すぎる。
欠点としては手元にデータしか残らない事と本屋に間接的にダメージを与えるくらい。うーん。難しい。
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三角の距離 5巻 感想 ネタバレ注意
今回はセンシティブなシーンが盛りだくさん!YouTuberなら広告剥がされるレベル。
まともな感じに言い換えるなら踏み込んだ恋愛描写。
あとがきにも書いてあったけど、恋愛っていうのは告白して想いが通じて終了じゃないからね。高校生とかそらもうアレでアレよ。なんなら、付き合う前からアレなまである。
そっち方面になると秋玻が女王様気質だったのはたまげたけど。毎回ココアパウダー溢さなきゃ…
「春珂が消えて、秋玻1人になる」という今までに共有されていたこの作品における常識のようなものが揺るがされた気がする。
これワンチャン秋玻が消えて春珂が残る可能性があるのでは?
春珂と秋玻の母親の反応が大事なキーだと思うけど。何なんだったアレは。まるで春珂が主人格で、春珂でいる事が自然体のような感じだったけど。
他にも、重要だったのは小学校の秋玻を見て春珂だと思った矢野。秋玻の幼稚園時代の先生。
マズイっすよこれは。秋玻の過去がまだ、断片的にしか出てないから何も確証出来ないけど。
秋玻の幼少期が春珂のような性格なのでは?🤔と思ったけど、それだと春珂を母親が元人格で呼んでいたのと辻褄合わないように思える。
矢野のアイデンティティクライシスが終了したと思ったら、今度は進路と秋玻と春珂との関係で再びドツボにはまるという。
歪な関係を矢野が1人で抱え込むというのは中々の重荷なのかもしれない。
矢野のスペシャルアドバイザーとして失恋探偵の九十九も参戦。何だか凄くマトモな大人に…むしろ、失恋探偵の時に尖ってたのは百瀬で九十九はマトモだったっけか。
ここからは起承転結の転に当たる部分なんじゃないかと。
その転において重要なファクターは水瀬家の過去に発生した問題。今回もその問題は語られ無かったけど、ちっとも予想が出来ない。
秋玻の父母関連だとは思うけど、不仲では無さそうだし、両方健在だし本当になんなん?
父母が離れ離れになったのは確定で、小学生だった秋玻が「耐えなきゃ…支えなきゃ…」と思いつめるような事…拙者には択を絞りきれないでござる…
元は春珂の人格で、「こっちゃん」の記憶を秋玻の人格が生まれた時に引き継いだというのが自分の邪推。
まだまだ、わからない事が多すぎるし、何が正しくて、何がわかってないのかわからないまであるので、ホント究明して欲しい。具体的に言うと過去を明らかにして欲しい。むしろ、恋路よりも過去の方が気になるんだよなぁ。
丁寧故に慎重に進んでいく作品。続きが気になってしょうがないです。