マツリカ・マハリタ 感想
- 2018/02/14
- 23:33

前巻よりもマツリカさんの誘惑攻撃が凄くなったのは気のせいですかね。気のせいじゃないですね。
著作/相沢沙呼 カバーイラスト/久方綜司
マツリカシリーズの2作目。
主人公柴山は相も変わらず臆病+マイナス思考フルスロットル。ズルさみたいなとこもあるがそのズルい部分はしっかりと自覚していて自己嫌悪に陥る黄金パターン。
それでも柴山は成長しているんじゃないかと。
マツリカさんのドSっぷりは拍車がかかっている。拍車がかかるって悪い物が更に悪化した時に使うって習ったのに最近そうでもないな。マツリカさんも柴山のことをある種の信頼をしているということなのか。太腿やら胸やらで柴山を煽って遊んでいる。
マツリカさんが何者かなのは断片だけ見えるけど全貌は全くわからない。何者なんだ…
今回もマツリカさんと謎を解いていくが1冊目のマジョルカと比べると結果が真逆のように思える。マジョルカは知らない方がよかったね…的な後味の悪さが多かったが今回は解いた事がプラスに働いてくことが多かった。
写真部の小西や新キャラの高梨もよかった。特に高梨は元々スポーツマンでネガティブ柴山と対極ような人物でありながら想いやりもあるナイスガイ。今後も柴山が成長するのに大きく関わっていきそう。
ラストは自分もどっちなのかわからなくてわくわくした。マハリタも安定の面白さだった。