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育ちざかりの教え子がやけにエモい   感想




 エモい。いつからか定着し始めた若者ワード。バブみとかどこいったんだよ。全然聞かなくなったぞ。でも、アレは使い方が限定的過ぎたか。

 音楽のジャンルにエモーショナルロックってあったけど、アレもよくわからんかったな。
 とりあえず、エモーショナルという単語便利すぎてマジエモくてヤバイ。
 
 パワプロにエモボールってあったな。何も関係ないけど。

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   育ちざかりの教え子がやけにエモい 感想


 新人教師の小野寺達也と幼馴染で中学生の椿屋ひなたを中心とした群像劇風の物語。大人びていて、誰からも一目置かれているひなたを色んなキャラ視点から語られる。

 全体的に落ち着いた文章で、読みやすい作品。ライトノベルよりライト文芸のテンションだった。たぶん、梅雨に入ってから読むと映える。何が映えるかはわからんけど。

 もっとエモさをゴリゴリに全面的に押し出してくるのかと思ったら、麺とスープしか無い高級塩ラーメンみたいだった。素材で勝負じゃ!!!的な。


「エモい」の定義自体がガチガチに固まってる訳じゃないし、各々に解釈の幅があると思うけど、個人的にエピローグ以外はエモいとは思えなかった。何事も解釈に幅利かすと禄な事にならん。
 個人的なエモいの定義は「心は揺さぶられてるけど、一言では表現しずらい感情」とかそんな感じなんだがぶっちゃけよくわからん。


 エピローグは凄く良かった。むしろエピローグが良すぎて、エピローグの為に本編がプロローグだったまである。
 陽一目線でひなたの青春模様を描いた方がエモいのでは?誰かに恋をしている近所のお姉さんの事が好きな小学生目線とかほろ苦すぎるんだよなあ。しかも、この作品のコンセプトを根っこから破壊して別の物語だわ。

 
 個人的に受けなかったのはひなたが達也に対して、やけに下ネタ攻勢だった事。
 キャラクターは中学生だし、教師の達也を手っ取り早く困らせるなら、性的な質問ぶつけるが効果的なのはわかる。土台も道具も揃っているけど、流石にワンパターン過ぎる。OP相殺かかりまくって、エモさからどんどん遠ざかる。せめて2回ぐらいに収めて欲しかった。最初から最後までずっとじゃねえか。
 ただ、「どんなに大人びていても、ひなたは達也の気を引きたい中学生だから!!!」って言われたら何も返せない。俺の負けだ。中学生というステータスのズルすぎる。

「言葉が無くても読者に伝わってくるひなたの感情」こそがこの作品のパワーでエモさなんだと思う。だから、エピローグは凄く良かったし、逆に、それ以外は揺さぶられ無かった。

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