ミミズクと夜の王 感想
- 2020/11/04
- 19:20

不朽の名作。ラノベの名作と云えばこれとプシュケの涙とあとなんだっけ。とにかく名作。
最近になってコミカライズされたというニュースでなんとなく読み返したくなった所存であります。
泣くんだよなあこれ。
でも、あの頃より、感性が老朽化した今なら、泣かずになんなくスラスラ読めてしまうかもしれない。とりあえず読んでみようと思う。
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ミミズクと夜の王 感想
鼻水ずびずびなんだが?こんなの泣くに決まってんだろぶっ飛ばすぞ(情緒不安定)
皆が鬼滅の刃で感動してる中、こちとら平成の名作を読んで大ダメージを受けています。
感性は腐敗していっているけど、涙腺はどんどんガバガバになっていってる気がする。今ならはじめてのおつかいで号泣するまである。
奴隷、魔王、魔物、王子、聖騎士というコテコテのファンタジーな世界観。
無邪気で無垢なミミズクと不器用で優しいフクロウの対比。特にフクロウの優しさでやられた。ツンデレかよ。
ラスト付近で「人間のお前は俺を残して先に死んでいくんだが?」みたいな事言ってたけどこれは確実に落ちてますね…
むしろ、最初から落ちてたんじゃね?感あるけど、フクロウが魔王としてどんなキャラクターだったのかはよくわからんからそこは何とも。不貞腐れてとんでもなくヤバい奴だったかもしれんし。
ミミズクと出会ってからは夜の王とかいうローランドみたいな二つ名ある癖に優しすぎませんかね。
ある種の破壊と再生の物語。心が半壊状態のミミズクをフクロウが解いて、王宮のみんなが優しく包み込んで、綺麗な願望を持つまで成長する。惨たらしく野垂れ死ぬぐらいなら綺麗に食べてくれはロックすぎるだろ。
安易にキャラクターを殺さなくても読者はの心は揺さぶれるし、普通に泣くんですよ。
名作って奴はいつ読んでも、いつになっても名作なんだなぁと思った。