ひげを剃る。そして女子高生を拾う。5 巻 感想
- 2021/06/08
- 20:10

事案系ライトノベルのひげひろ5巻。
まさかのひげひろ最終巻です。北海道編で終わってしまうのか…ようやくまともな略称ができたというのに。
最終巻はアニメの放映に合わせて来たんだろうか。アニメで最後までやるんけ?
全5巻なら駆け足でやれば可能か…見てないからどんなペースか知らんけど。
アニメ化について思うことはどこまで行っても題材が事案なだけに正論で殴られたら開き直るか逆ギレするしかできないのが辛いとこだね。
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ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 ひげひろ 5巻 感想 ネタバレ注意
終わってしまいました。
最終巻はやっていたと思うけど、ちょっと難しい。最終巻なら描くんじゃないかと思ってたシーンがあんまりなかったんだよなぁ…
とりあえず沙優は元の学校で頑張るらしい。言うほど頑張れるか?あんな事件があったのに。
元の学校にするなり、別の学校でリスタートするなりそこらへんはテーマでは無いにしろ葛藤があってもよかったのでは。
イジメから自殺というリアルでも発生しうる重いテーマをぶっこんできた割りに解決法が自分の気合で立ち直るという何とも言えん感じだった。まあ、ラノベに何求めてんねんって感じでもあるけど。
吉田視点から見るとどこまで踏み込むのが正解なのかの見極めは難しい。ただ、本人が偶に口にしていた「責任」という言葉。
何から何まで面倒を見るのは共依存の延長のようで、どこか違うような気もするけど、沙優の母と兄に全てぶん投げて帰るなら度々出てきたあの言葉はなんだったのだろうか。
二人にもう少し、問題に踏み込んぶつかるシーンがあれば見方が変わったかもしれない。布団の中でイチャついてる場合じゃなかったんだよなあ
結局、他人の大人ができる事なんて口先で勇気づけるぐらいしかない。
個人の問題なんて各々で解決するしかないんだぞというメッセージならわからんでもない。
後は、殆ど描写の無かった吉田の会社の仲間関係。
北海道から戻った後、関係性の変化。物語中盤に勃発した後藤さんと三島と沙優のゴタゴタは何だったのか。もう一人いたっけ。そこらへんも何も無かった。特に後藤さんに関しては何かあってもよかろう。
三島が仕事人として成長しました!しか書かれとらん。言うほど三島が仕事出来るようになるかなんて気にしてたか?
個人的には吉田の罪への罰として、最後まで再会しないでOne more time, One more chanceがかかっちゃう感じのビターエンドでも良かったかなとは思う。そう考えると沙優の告白は悪手では?あそこでルートの分岐点が一本化したと言っても過言ではない。
自分を含めた読者の脳はバラバラに砕け散るかもしれないけど、彼氏と仲睦まじく歩く大学生の沙優を偶然見かけるエンドとかでも。
沙優は既にあの夜で告白済だし、吉田は吉田で年上趣味と言いながらも、数年後の後藤さんと何も無さそうな辺り、沙優との再会を待ち望んでいたようにしか見えない。
高校生を匿うというぶっちき切りの犯罪について、吉田とその周囲がどう落とし前を付けるのかが「ひげひろ」の一番気になっていた所なのに、そこについて誰も断罪しなかったのが一番の不満。誰か正気な奴はいないのか。
説教してそげぶしてくれる奴おらんの?不満の根源はここからだよなあ。全てがなあなあの優しい世界なんていらねえんだ。
結構、ボロクソ書いちゃったけど、何かに期待してたんだろうなぁ。多分。
「残念」とか「ガッカリ」なんて言葉は、そいつの思い通りに行かなかった時に出てくるらしいのでどこか理想を押し付けていたようです。じゃあ、悪いのは自分なんだよなぁ。
ひげひろ最終巻 感想終わり
終わってしまいました。
最終巻はやっていたと思うけど、ちょっと難しい。最終巻なら描くんじゃないかと思ってたシーンがあんまりなかったんだよなぁ…
とりあえず沙優は元の学校で頑張るらしい。言うほど頑張れるか?あんな事件があったのに。
元の学校にするなり、別の学校でリスタートするなりそこらへんはテーマでは無いにしろ葛藤があってもよかったのでは。
イジメから自殺というリアルでも発生しうる重いテーマをぶっこんできた割りに解決法が自分の気合で立ち直るという何とも言えん感じだった。まあ、ラノベに何求めてんねんって感じでもあるけど。
吉田視点から見るとどこまで踏み込むのが正解なのかの見極めは難しい。ただ、本人が偶に口にしていた「責任」という言葉。
何から何まで面倒を見るのは共依存の延長のようで、どこか違うような気もするけど、沙優の母と兄に全てぶん投げて帰るなら度々出てきたあの言葉はなんだったのだろうか。
二人にもう少し、問題に踏み込んぶつかるシーンがあれば見方が変わったかもしれない。布団の中でイチャついてる場合じゃなかったんだよなあ
結局、他人の大人ができる事なんて口先で勇気づけるぐらいしかない。
個人の問題なんて各々で解決するしかないんだぞというメッセージならわからんでもない。
後は、殆ど描写の無かった吉田の会社の仲間関係。
北海道から戻った後、関係性の変化。物語中盤に勃発した後藤さんと三島と沙優のゴタゴタは何だったのか。もう一人いたっけ。そこらへんも何も無かった。特に後藤さんに関しては何かあってもよかろう。
三島が仕事人として成長しました!しか書かれとらん。言うほど三島が仕事出来るようになるかなんて気にしてたか?
個人的には吉田の罪への罰として、最後まで再会しないでOne more time, One more chanceがかかっちゃう感じのビターエンドでも良かったかなとは思う。そう考えると沙優の告白は悪手では?あそこでルートの分岐点が一本化したと言っても過言ではない。
自分を含めた読者の脳はバラバラに砕け散るかもしれないけど、彼氏と仲睦まじく歩く大学生の沙優を偶然見かけるエンドとかでも。
沙優は既にあの夜で告白済だし、吉田は吉田で年上趣味と言いながらも、数年後の後藤さんと何も無さそうな辺り、沙優との再会を待ち望んでいたようにしか見えない。
高校生を匿うというぶっちき切りの犯罪について、吉田とその周囲がどう落とし前を付けるのかが「ひげひろ」の一番気になっていた所なのに、そこについて誰も断罪しなかったのが一番の不満。誰か正気な奴はいないのか。
説教してそげぶしてくれる奴おらんの?不満の根源はここからだよなあ。全てがなあなあの優しい世界なんていらねえんだ。
結構、ボロクソ書いちゃったけど、何かに期待してたんだろうなぁ。多分。
「残念」とか「ガッカリ」なんて言葉は、そいつの思い通りに行かなかった時に出てくるらしいのでどこか理想を押し付けていたようです。じゃあ、悪いのは自分なんだよなぁ。
ひげひろ最終巻 感想終わり