キミの青春、私のキスはいらないの? 感想
- 2021/06/15
- 21:26

6月の電撃文庫、新作ラブコメ第2弾。
この作者の作品は読んだことないと思われ。
でも、電撃文庫なら大丈夫という謎の信頼。 むしろ、ここの砦が崩壊するとどうしよう…って感じになる。
他のレーベルだと、合わない作品に出会っても納得出来るのに電撃だと逆に困惑しそう。
電撃文庫は最大公約数にヒットさせるのが上手いイメージ。自分が最大公約数に入ってるかどうかはかなり怪しいけど。
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キミの青春、私のキスはいらないの? 感想 ネタバレ注意
凄いな、この作品。パワーも疾走感も。1つの青春物語の完成形だと思う。やっぱり、電撃文庫なんだよなぁ…
不思議な力な特別な事は何も起きてない。異世界も転生しないし、ヒロインの記憶が消えたり、奇病にかかったりもしない。スポ根的な部活動すらない。
起きたのは男子高校生達の感情の爆発。それだけなのに感動してるし、青春作品だとカテゴライズできるし、読んでよかったとすら思える作品。
高校生でキスをした事ない人は病気らしいです…これマジ?余裕で病人なんだが?
こんにちは病人です。これからは開き直って病人を名乗るクソムーブをかますしかない。
主人公は無駄を徹底的に嫌う完璧主義者の黒木。
ヒロインは無駄な物を愛する日野。
とあることがきっかけで、黒木に興味がある日野。
ある日、日野は「夏までに、黒木が忌み嫌う無駄な事を楽しいと思ってしまうか」という勝負を仕掛ける。勝負が始まってから、日野は毎日放課後に黒木をどうでもいい事を誘うようになる。
ここまでは割とよくある、主人公とヒロインの二人が謎の勝負をするラブコメなんすよね。まあ、日野に落とされた黒木が「女子と過ごす時間には勝てなかったよ…」的な感じになると思っていたら大間違いなんだよなぁ…
中盤辺りからガチガチの青春模様が始まってしまった。ギターを粉々に破壊してからがこの物語の本番。
友情とは、憧れの人、本当にやりたい事、アイデンティティ、死生観、生きる理由、各々の劣等感。最初のぽわぽわラブコメの空気はいずこへ?終始どうやってチューさせるかの葛藤と戦いはあったけれど。
自分の中で引っかかっている物が特定出来なくて、ドンドンドツボにはまっていく悪循環。青春の答えなんていつになっても出せる訳ない。
ただ、この作品のタイトルとあらすじの雰囲気が好きな人は読んでから困惑してそう。
息抜きにオススメなライトラブコメなんだろうと思うでしょ。少なくとも自分は思った。
まさか、叫んで走って傷ついてのガチガチの男子高校生の青春模様の話は誰にも予想出来ないっす
空気感が独特。作品全体の勢いと風味がFLCLの様な感じがする。後半読むときはLAST DINOSAUR聴きながらとかの方が上がるかもしれない。
いつか、自分が知らずの内に失っていた物と失っていた事自体を気づかせくれた作品。
こういう作品があるから、ライトノベルから抜け出せなくなる。そんな事すら思える作品。
凄いな、この作品。パワーも疾走感も。1つの青春物語の完成形だと思う。やっぱり、電撃文庫なんだよなぁ…
不思議な力な特別な事は何も起きてない。異世界も転生しないし、ヒロインの記憶が消えたり、奇病にかかったりもしない。スポ根的な部活動すらない。
起きたのは男子高校生達の感情の爆発。それだけなのに感動してるし、青春作品だとカテゴライズできるし、読んでよかったとすら思える作品。
高校生でキスをした事ない人は病気らしいです…これマジ?余裕で病人なんだが?
こんにちは病人です。これからは開き直って病人を名乗るクソムーブをかますしかない。
主人公は無駄を徹底的に嫌う完璧主義者の黒木。
ヒロインは無駄な物を愛する日野。
とあることがきっかけで、黒木に興味がある日野。
ある日、日野は「夏までに、黒木が忌み嫌う無駄な事を楽しいと思ってしまうか」という勝負を仕掛ける。勝負が始まってから、日野は毎日放課後に黒木をどうでもいい事を誘うようになる。
ここまでは割とよくある、主人公とヒロインの二人が謎の勝負をするラブコメなんすよね。まあ、日野に落とされた黒木が「女子と過ごす時間には勝てなかったよ…」的な感じになると思っていたら大間違いなんだよなぁ…
中盤辺りからガチガチの青春模様が始まってしまった。ギターを粉々に破壊してからがこの物語の本番。
友情とは、憧れの人、本当にやりたい事、アイデンティティ、死生観、生きる理由、各々の劣等感。最初のぽわぽわラブコメの空気はいずこへ?終始どうやってチューさせるかの葛藤と戦いはあったけれど。
自分の中で引っかかっている物が特定出来なくて、ドンドンドツボにはまっていく悪循環。青春の答えなんていつになっても出せる訳ない。
ただ、この作品のタイトルとあらすじの雰囲気が好きな人は読んでから困惑してそう。
息抜きにオススメなライトラブコメなんだろうと思うでしょ。少なくとも自分は思った。
まさか、叫んで走って傷ついてのガチガチの男子高校生の青春模様の話は誰にも予想出来ないっす
空気感が独特。作品全体の勢いと風味がFLCLの様な感じがする。後半読むときはLAST DINOSAUR聴きながらとかの方が上がるかもしれない。
いつか、自分が知らずの内に失っていた物と失っていた事自体を気づかせくれた作品。
こういう作品があるから、ライトノベルから抜け出せなくなる。そんな事すら思える作品。