君は初恋の人、の娘 感想
- 2021/07/02
- 18:56

タイトルから脳みそバラバラになったんですけど??
脳みそを破壊しつつ、更に事案を匂わせる危険なタイトルでもある。
事案系ライトノベルが1つ完結すると、新たな事案が舞い込んでくる、世はまさに大事案時代。
ちょっと前まで成人してる主人公ってほんと全然無かった気がするんだよなぁ…これがラノベの読者の平均年齢が上がっているという事なのだろうか。
社会人と未成年のラブコメが増えていくならもう終わりだよこの国
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君は初恋の人の娘 感想 ネタバレ注意
プロローグで読者の脳を破壊していくスタイル。素質の無い自分には辛いです。因みに素質が無いと思ってる人間ほど素質があるらしい。
趣旨的には高校生と成人男性のアウトな展開ではあるけれど、まだ1巻だし倫理に背いてる感じもハラハラする展開も無い。
同じレーベルの妹キスの背徳感がレベル10だとしたら、これはまだレベル2くらい。釘山がまだ正気だし、全然引返せる。こういうのは両者のブレーキが壊れてからがスタートよ。
妹キスは1巻から、後ろめたさを感じながら本気のチュウをしてたからな。コロ助なら眠れなくなって涙が出ちゃうレベル。あれはやべーよ。
法的にはアウトだけれど、2人がくっついたとしても、誰も悲しまないのが難しい。社会的地位は失墜するし、なんなら捕まるまであるけど、そうじゃない。
不倫だったら、家族に迷惑がかかるお陰で背徳感マックスなのに。だから、そこまで重くならない物語なのかもしれない。
釘山の周りの人間がどれくらい正気かで変わってくると思う。仮にバレた後でどうなるか。
離反、軽蔑、叱責。どれかなら正常で、応援とかしちゃうのはちょっとヤバい。あっちの作品は応援してて空気感がヤバかった。
現状、釘山の同僚は釘山の事をお兄様バリに持ち上げてるので、どこまで反転するかが見物。そこまでやるのか知らんけど。
個人的に良かったのは主人公の釘山がいつまでも初恋を引きずってたところ。
そこだけは凄く好きだった。
とりあえず、1巻だけだとテンプレイベント詰めましたみたいな感じ。だから、2巻以降に物語が動き初めてからが本番だと思う。
ルナの「好き」はどこまで本気なのか、釘山は本当に堕ちていくのか。なので、2巻に期待。