わたし、二番目の彼女でいいから。
- 2021/09/16
- 18:48

嫉妬ってダサかったり醜い感情の様に思ってしまうけど、ほんとどうしようもないよなこれ。特に恋愛感情については尚更。だって、そんな簡単に負けを素直に認められないでしょ。
わたし、二番目の彼女でいいから。 感想 ネタバレ注意
橘さんのことが1番に好きで、2番目に好きな早坂さんと付き合う桐島。
イケメン先輩が1番に好きで、2番目に好きな桐島と付き合う早坂さん。
橘さんには許嫁の存在がいる。
これだけだと、桐島と早坂さんとなんやかんや惹かれ合っていく物語に見えるんだけど、この橘さんという人物が大問題でしてね…
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起…ほーん。めちゃくちゃ拗れそう
承…エッッッッッッ!!!!!
転…エッッッッッッッ!!!!!!エッッッッッッッッッ!!!!!
結…ヒエエエエエエエ〜〜!!!!!
いや、最後がいかんでしょこれ。これもう半分叙述トリックだろ。頭おかしなるで。
バレたら即死でも、この世の何よりも甘い誘惑。そんな提案で終わるこの1冊。
もうやる事は橘さんに溺れるだけでは?夜の果てまでエンド不可避。
ヤンデレ(笑)ではなく、ヤンデレ(迫真)化していってる早坂さんは地味にヤバいけど、桐島の事を容赦なく底なし沼に引き連れ込んだ橘さんは派手にヤバい。
割と終盤くらいまでエッッッッッッッッッ!!!!な展開だらけで早坂さんのリミッターが壊れていくだけだったじゃん。
で、桐島、橘さん、早坂さんの三角関係だと思うじゃん?
桐島と橘さんは耳の舐め合いとか間接ポッキーゲームとかはしてたけど、危険を楽しんでいる感じだったじゃん…
なのに、なんで橘さんが卍解して全てを置き去りにしてるの?早坂さんがこの先を生き残るには…
イケメン先輩がここまでシンプルに良い人で逆に胡散臭い。次巻の予告で桐島に圧をかけていそうではあるけど、そもそも橘さんの眼中にないから話にならないんだよなぁ。
クオリティに関しては流石電撃文庫という感じ。
ラストがヤバすぎて混乱してるけど、とりあえず桐島が刺される展開はやめてくれよな!