キミの青春、私のキスはいらないの? 2巻 感想
- 2021/12/13
- 20:50

個人的に2021年に読んだ作品の中で1巻は最上位群に位置するレベルだった。
テンポが良いし、10代男子の尖った内面が本当に細かく描写されていたから。お陰で黒歴史を思い出してしまうレベルだった。黒歴史製造機の自分としても中学生の思い出は色々キツイ。なぜ、ポケットからイヤホンのコードを垂らして歩くのがカッコイイと思っていたんだ…
2巻が出てくれて素直に嬉しい。万全の状態で読むために1巻を予習したレベル。モチベーション高すぎだろ。
スポンサーリンク
キミの青春、私のキスはいらないの? 2巻 感想
今回もバチバチに青春していて、眩しい作品に仕上がっていた。
特に日野のヒロイン力が上がってるように思った。前巻は黒木と対立したり、黒木を引っ張る事が多かったけど、2巻でどこか迷い込んだような立ち振る舞いで、素直に助けを求める描写もあった。そこのシーンがマジでエモい。とりあえずエモいって言っとけばなんとかなる。
初っ端の日野のモノローグの#イントロから素晴らしすぎたね。胸がぐるじい…なんだこの気持ち。
登場人物のストレートな気持ちが表現されている文章が好きなのかもしれない。
黒木は黒木で日野小雪という1人の女性に対する回答を模索し、しっかりと探していた物を見つけていた。キスの力を信じ始めた辺り、かなり毒されている。
やたらアジカンとOasisがフィーチャーされてた気がする。この前読んだ別の作品でもヒロインの好きな曲が「Stop Crying Your Heart Out」で云々みたいな事があった。来てるなOasisの時代が。
そういやリアムも手を後ろで組んで下から歌うスタイルでしたね。個人的にはソロのリアム全然好きなんだけど世間はどうなんだろ。去年のMTV UnpluggedのSad Songは圧巻だった。
音楽で世界を変えるなんて言うと、戦争を止めたり、世界を一つにするみたいな大それた事をイメージしてしまうけれど、そんな事じゃないんじゃないかと思う。
世界なんて物は個々の主観で捉えた景色でしか無いんだから、例えば、曲を聞いて嫌な事を忘れたり、励まされたりしたとしたらそれはもうその人にとっての世界は変わってるんじゃないかと思うんですよ。
世界というハードルを下げて「世界を変える」なんて物を達成したい訳じゃない。でも、そういうミクロの集合がマクロなんだから、ミクロ視点で何か変わるなら、世界を変えたと言っていいと思う。
今回の黒木は確実に日野の世界を変えていたし、あれが世界を変えるというそのもののような気がする。
思春期の青春エネルギーに満ち溢れた作品。
ここまで熱くて大団円な終わり方をされると次があるのかわからなくなる。ここで終わっても問題ないかもしれない。でも、続きがるあるならば、本当に読みたい。そう思える作品
今回もバチバチに青春していて、眩しい作品に仕上がっていた。
特に日野のヒロイン力が上がってるように思った。前巻は黒木と対立したり、黒木を引っ張る事が多かったけど、2巻でどこか迷い込んだような立ち振る舞いで、素直に助けを求める描写もあった。そこのシーンがマジでエモい。とりあえずエモいって言っとけばなんとかなる。
初っ端の日野のモノローグの#イントロから素晴らしすぎたね。胸がぐるじい…なんだこの気持ち。
登場人物のストレートな気持ちが表現されている文章が好きなのかもしれない。
黒木は黒木で日野小雪という1人の女性に対する回答を模索し、しっかりと探していた物を見つけていた。キスの力を信じ始めた辺り、かなり毒されている。
やたらアジカンとOasisがフィーチャーされてた気がする。この前読んだ別の作品でもヒロインの好きな曲が「Stop Crying Your Heart Out」で云々みたいな事があった。来てるなOasisの時代が。
そういやリアムも手を後ろで組んで下から歌うスタイルでしたね。個人的にはソロのリアム全然好きなんだけど世間はどうなんだろ。去年のMTV UnpluggedのSad Songは圧巻だった。
音楽で世界を変えるなんて言うと、戦争を止めたり、世界を一つにするみたいな大それた事をイメージしてしまうけれど、そんな事じゃないんじゃないかと思う。
世界なんて物は個々の主観で捉えた景色でしか無いんだから、例えば、曲を聞いて嫌な事を忘れたり、励まされたりしたとしたらそれはもうその人にとっての世界は変わってるんじゃないかと思うんですよ。
世界というハードルを下げて「世界を変える」なんて物を達成したい訳じゃない。でも、そういうミクロの集合がマクロなんだから、ミクロ視点で何か変わるなら、世界を変えたと言っていいと思う。
今回の黒木は確実に日野の世界を変えていたし、あれが世界を変えるというそのもののような気がする。
思春期の青春エネルギーに満ち溢れた作品。
ここまで熱くて大団円な終わり方をされると次があるのかわからなくなる。ここで終わっても問題ないかもしれない。でも、続きがるあるならば、本当に読みたい。そう思える作品