近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係 感想
- 2017/12/27
- 17:55

著作/久遠 侑 イラスト/ 和遥キナ
先日クリスマスがあったがクリスマスという物はどうも彼氏彼女がいる者専用のイベントなのだと思い込んでた。
しかし、所謂非リア同士で「リア充爆発しろ(死語)」と騒いで盛り上がってる彼らや「彼氏優先とか萎えるよね」とか互いに牽制しながら騒いでる彼女らを見て、クリスマスというイベントを彼らなりに楽しんでるのではないかとしょうもないことを考えてた。
普段からパートナーがいるものに対して呪詛怨念を送ってるならまだしもクリスマスだからこそそういう不満が湧いてきて盛り上がってるのではないかと。
SNSリアル問わず身内でイベントに対して愚痴りあうのもイベントの楽しみ方なんだと傍から1人で納得してた。自分はなんなんだ。
そんなクリスマスに読んでたのが「近すぎる彼らの、 十七歳の遠い関係」
これは表紙と作者買いだった。同じ作者の「黒崎麻由の瞳に映る美しい世界」も以前に読んでおり悪い印象は記憶に無かったし表紙も良かったから購入。
高校生の主人公の住む実家に同年代の親戚のが住むことになる物語。
主人公は最初から最後まで常にどぎまぎして今後どうなるんだろうという感じ。
メインヒロイン側は主人公に対して動揺したりする様子はないが、もう一人の幼なじみのヒロインは色々感情にでている展開。
この幼なじみ型ヒロインの方がとんでもない行動力があるので主人公が意識せざるを得ない事に。
とにかく主人公がヒロインの里奈を意識している描写が多い。扇情的までいかなくても結構生々しい。ライトノベルの類では珍しいかもしれない。
ラストに爆弾はあったものの友人の些細なことにすら嫉妬するレベルで主人公の意識は里奈に向かってたので全滅エンドもあるのでは?でもあそこまでされたら即落ちだよねエアプだからわからないけど
とりあえずラストが気になる作品。