小説 すずめの戸締まり 感想
- 2022/10/11
- 19:48

新海誠作品じゃ!
君の名はより天気の子の方が好きです。共感を得られた事はありません。
皆さん、君の名はが大好きです。陽菜さんメッチャいいだろ…世界よりも好きな子を取る帆高の選択メッチャいいだろ…途中の須賀さんはあんま好きじゃない。
小説が出ていた事を知らなかったです。
先日、RADWIMPSのすずめ feat.十明がリリースされてそこで小説も出てた事を知った。しかも、出版されてたのは8月という。
映画は見に行かないと思う。見たいけどコロナあるし。ここまで来ると本当に罹りたくない。マジで罹りたくない。特効薬誰か作ってくれよ本当に。聖地巡礼も気軽に行けないだろうしな。
因みに天気の子はメッチャ巡礼した。もう教徒レベルで巡礼した。無意味に何回も田端に行った。あの夏、田端のGDP上げちまった自信あるぞ。


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小説 すずめの戸締まり 感想 ネタバレ 注意
いや〜どうなんだこれ。君の名は、天気の子みたいなラストのカタルシス展開があると思ってたばかりに期待ハズレ感に襲われている。勝手に内容を予想して勝手に期待していたこっちが被害者面するのは中々おかしいけど。
最後に2人が再会する展開はあるけど、そこまで鈴芽と草太がそこまで離れ離れになってる時間が短いから連休明けに再会した程度の印象なんだよなぁ。
君の名はに関しては秒速のせいで「再会しないのでは?」的な恐れがあったし、天気の子は想いが通じあってから、消えたり、警察に追われたりだったから、二人に早く平和に再会して欲しかったけど、今回に関しては本当にそういうのが無かった。そういう話ではないんだろうな多分。ガチでこれネタバレ全開だな。
きっとこれは鈴芽の成長の物語なんだろう。逆に、鈴芽の物語すぎて草太が結構脇役に見えてしまった。椅子化してしまったせいかもしれないけど。
それにしても、草太と鈴芽が出会って草太が消えるまでが作中で3日ぐらいしか経ってなくて、泣くほど思い入れが込み上げるもんなのか。無理やり感動の場面を作っているように見えてしまった。
逆にクライマックスの幼少期の鈴芽とあの世界で会う場面が強すぎて要らなかったまである。あのシーンは普通に泣く。全然泣くぞあれ。
この物語、エピローグを除いたメインストーリーが6日ぐらいの話なんですよね。そこに意味があったのか凄く知りたい。スピーディー過ぎんか。神は7日で世界を作ったって奴?何の関係が…
この作品で一番モヤったのは、鈴芽が東日本大震災の被災者という設定。個人的には架空の震災というだけで良かったんじゃないかと思う。これが鈴芽の核だからストーリ-上で避けられないけど、なんだかなぁ。
どうしても、実際に起きた事象を物語内で描かれると個人的に冷める傾向にある。
震災についての印象は各々違う訳で。
例えばテレビで眺めていただけの人もいれば、人も家も何もかも失った人もいて。
特に被災の影響なんて人の数だけあって、どんなに心理を丁寧に作り上げたとしても、どこかで勝手に矮小化も肥大可もしてしまう気がして、震災そのものが軽くなってしまうのではないかと思ってしまう。だから、キャラクターの設定に実在した災害を織り込んでいいのかと思ってしまう。
逆に、被災者がこの作品を見たらフラッシュバックするだのショックを受けるだろうとかそういう事を思う事は一切ない。それは知らん。注意書きでもしておけばいい。
ただ、被災してない人間が被災者の気持ちを100%理解するのはどうしても不可能だと思っていて、どれだけ辛かったか、どれだけ傷を負ったかなんて、こちらから見えてる部分だけではないし、本人ですら認知できていない事だって絶対にある。だから、わからない部分は想像で補完するしかない訳で、そこがシンプルに嫌。それだけ。
だからこそ、災害にあった色々な人々の感情があのミミズでその行き所のない想いを鎮めるのがこの物語の戸締りという行動なのかもしれない。それを加味したとしてもなあ…
こんな事を考える自分はどこかで創作物そのものを見下しているのかもしれない。
何かの小説で実は主人公がヒロインが共に福知山線脱線事故の被害者で助け合ってました〜みたいな小説読んだときもクッソ冷めた。作品名は忘れた。
君の名はも天気の子も映画→小説だったから、キャラの声も映画だし、場面も容易に浮かんでただけに今回は小説が先なので映像美とBGMパワーが無いというのはある。予告映像だけ見直しまくったけど。
逆に音声映像込になるとどこまで印象が変わるのか凄く気になる。やっぱり映画館行くかもしれません。
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