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わたしはあなたの涙になりたい  感想



 ガガガ文庫の作品。
 小学館ラノベ大賞の大賞らしい。

 まだ、読んでないので何とも言えないけど、あらすじと雰囲気だけでは、THEライトノベル的なライトノベルしている作品には見えない。何というか、ライト文芸的な感じ。ライト文芸とライトノベルの違いってなんだ?そもそも、ライトノベルってなんだよ。メディアワークス文庫をライトノベルに入れるかどうかで分かれそう。

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  わたしはあなたの涙になりたい 感想 ネタバレ 注意



 母を奇病で無くして心に痛みを抱えた八雲と天才ピアニストではあるけど、虐待気味の家庭で育つ揺月の物語。

 メディアワークス文庫的な作品ではあった。
 奇病物に分類されるのかな?でも、この物語で重要なのはそこではない気がする。
 近い作品で、メディアワークス文庫の「夏の終わりに君が死ねば完璧だったから 」も身体が金塊に変わっていく、奇病物だったけど、あれも「お金の前で人はどうやって愛を証明するか」だったからなあ。

 作中で揺月の言っていた、物語化については何が正しいのか本当にわからない。各々が納得できる答えに任せて「これ!」という答えは無いと思う。
 感動ポルノの例に挙げると個々の人生を敢えて悲壮なコンテンツとして取り上げて消化してしまう訳で、それだけ聞くと醜悪である側面、その事に感化して募金したり、知るきっかけになってそこから動かす一歩目になる事だってある筈で。
 消化している側の刹那的に終わらせない意識と消化されてしまった側の許容限度次第?それだと消化されてる側の負担がでか過ぎる…やっぱり自分にはわかりません!!!
 
 この作品を読む前にピアノの知識があればなー。曲名が出てきてもメロディが全くわからなかったのは惜しい。調べて聴く手段だと、読書のテンポが悪い。マルタアルゲリッチ氏は昔調べたピアニストランキングで一位だった気がする。演奏を聞いたことはない。きっと、聞いても知識がなさ過ぎて凄い箇所がわからない。

 八雲の鈍感っぷりは凄かった。2010年代のラノベ主人公かよってレベル。そこに折れないで好きなままでいま揺月が健気すぎだろ。あの夜の傷は最期まで抱えてたけど。本当反省して?
 
 それにしても最後の演出は狡くないですか。ちょっと泣きそうになったぞ。本当に話しかけて来ているように思えたのは物語にのめり込めていたからだろうか。思い返してみてもやっぱり、あれはズルい。

 タイトル「わたしはあなたの涙になりたい」が回収された時は心が苦しくなった。


 腕が無かろうが、足が無かろうが、故郷を最愛の人を失ったとしても、人は、もう一度、立ち上がろうと思う事ができれは立ち上がれるんだよ。そんな物語。
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Author:ボンビー
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