好き好き大好き超愛してる。 感想
- 2022/11/29
- 21:51

「わたしはあなたの涙になりたい」が好きすぎて、色んな人のレビューを読んでいたら、「この作品はこの作品の影響を受けているんだと思いました」と書かれていて、そのタイトルがめちゃくちゃポップだったので読みたくなった。
ちょいと前の都知事がこのタイトル見ただけで吐き気がしたと言ったそうで。
俺も一時期はチーレムなろう系のタイトル見るとウンザリしてたからそれと一緒なんだろうか。同じ感性ってこと?
スキスキス~♪フワフワフ~♪こんなキモチ~♪メロメロディ。マイメロディってやっぱすげえよ。
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好き好き大好き超愛してる。 感想
まさかの中編+短編の構成。好きな人を失う、もしくは、失う寸前の人達の物語。失うのは失恋ではなく死別。
恋人の柿緒を失った治の物語がメインであろう感じ。
ここまで恋人と死別なんて事なったことないから、恋人と死別するという感覚がちょっとわからない。こうだろうという想像ならいくらでも出来る。
ただ、死別なんて実際になってみないと…自分が飼っていた訳ではないけど、中々仲の良かった犬と今生の別れをした時は泣きまくって3週間ぐらいメンタルがイカれてたのは覚えている。訳もなくイライラして、とりあえず被害者ぶってよくわからんメンヘラツイートひたすらにしていたような。今と変わらんやんけ
「人を愛する」という事に対して、これが完全証明でも、絶対的な答えでも無いけど、治の導き出した答えが1つの結論ではあると思ってしまった。説得力を感じてしまった。
死別して、次に進まないのは、引きずってる訳でも、後ろめたい訳でもなく、まだ、好きなんだよと。まだ、愛しているんだよと。
例え、二度と会えなくなったとしても、それで消えるような気持ちじゃなくて、まだまだ、前向きに愛している。愛し過ぎているから、恋人が居なくなっても恋愛が終わらない。愛し過ぎているぐらいで恋人たちは丁度良い。
好きの形なんて、それぞれだし、愛し方だってそれぞれだから、当人同士で納得していればそれで良い。それでも、治のように深く深く好きになる事はとても羨ましい。
嫌いになれないのも、忘れられないのも、深く好きなせい。それだけ、執着してしまっているという事。
ヒロインと死別する作品は何度も出会ってきた故に、この作品の特異さが浮かび上がる。
これまでの作品は、ヒロインが死ぬ事は残された主人公の悲しみを共感させる舞台装置だったのに対し、この作品は悲しみで感情を動かそうとしていない。
愛という言葉の意味と、愛した心の機微を分析する事で読者の心を揺さぶってきていた。
もしかしたら、作者に心を揺さぶる意図なんてなくて、こっちが勝手に揺さぶられているだけかも知れないが。
なんだか不思議な作品で、納得してしまうような作品だった。これは影響されてしまう。
まさかの中編+短編の構成。好きな人を失う、もしくは、失う寸前の人達の物語。失うのは失恋ではなく死別。
恋人の柿緒を失った治の物語がメインであろう感じ。
ここまで恋人と死別なんて事なったことないから、恋人と死別するという感覚がちょっとわからない。こうだろうという想像ならいくらでも出来る。
ただ、死別なんて実際になってみないと…自分が飼っていた訳ではないけど、中々仲の良かった犬と今生の別れをした時は泣きまくって3週間ぐらいメンタルがイカれてたのは覚えている。訳もなくイライラして、とりあえず被害者ぶってよくわからんメンヘラツイートひたすらにしていたような。今と変わらんやんけ
「人を愛する」という事に対して、これが完全証明でも、絶対的な答えでも無いけど、治の導き出した答えが1つの結論ではあると思ってしまった。説得力を感じてしまった。
死別して、次に進まないのは、引きずってる訳でも、後ろめたい訳でもなく、まだ、好きなんだよと。まだ、愛しているんだよと。
例え、二度と会えなくなったとしても、それで消えるような気持ちじゃなくて、まだまだ、前向きに愛している。愛し過ぎているから、恋人が居なくなっても恋愛が終わらない。愛し過ぎているぐらいで恋人たちは丁度良い。
好きの形なんて、それぞれだし、愛し方だってそれぞれだから、当人同士で納得していればそれで良い。それでも、治のように深く深く好きになる事はとても羨ましい。
嫌いになれないのも、忘れられないのも、深く好きなせい。それだけ、執着してしまっているという事。
ヒロインと死別する作品は何度も出会ってきた故に、この作品の特異さが浮かび上がる。
これまでの作品は、ヒロインが死ぬ事は残された主人公の悲しみを共感させる舞台装置だったのに対し、この作品は悲しみで感情を動かそうとしていない。
愛という言葉の意味と、愛した心の機微を分析する事で読者の心を揺さぶってきていた。
もしかしたら、作者に心を揺さぶる意図なんてなくて、こっちが勝手に揺さぶられているだけかも知れないが。
なんだか不思議な作品で、納得してしまうような作品だった。これは影響されてしまう。
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