30ページでループする。そして君を死の運命から救う。 感想
- 2023/04/19
- 22:27

中々のタイトルがメタい作品。むしろメタいからこそ読もうと思った作品。
表紙のヒロインは昔やってた船のブラウザゲーキャラクターに似てるなー程度。表紙買いじゃない購入理由とかいつぶり何だろう。
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30ページでループする。そして君を死の運命から救う。 感想 ネタバレ注意
うーん。何ともこれはどうなんでしょう。理想の結末になるまで同じ日を何度も何度もやり直し続ける物語。やり直しのリミットはあるので無限ではない。
電子書籍版だからわからなかったけど、紙の書籍だったらリアルの30ページでループしてたのかな。一応、30ページ分の文字数の言動を敵?(機会仕掛けの巨大宇宙人みたいなやつ)にカウントされるとループしてしまうという仕様。
ヒロインや街の人間が凶行に倒れず、且つ穏便な方法で全て丸く収めないといけないというミッション。
拉致ったり、全ての悪を背負ったり強引な方法じゃ救えないというハードな設定はいいけれど、主人公の交友関係が強引すぎる。 表で街を牛耳るマフィアのボスとそこと対立している運び屋と称する別のマフィアのボス。さらに裏の情報を大体握っているストリップ劇場のオーナー。人脈モンスターにも限度があるでしょ…龍が如くかよ。龍が如く知らんけど。
この裏社会の人間達を利用したり、対決したりしてヒロインを救わなければならん訳なのですが、出てくるとこ出てくるとこが流石に都合が良すぎいてた。
主人公がピンチに陥るとピンポイントにベストな人間が毎回出てきて、アドバイスだの人員を確保するってうのはちょっと。
ヒロインが失っていた記憶を徐々に取り戻して正解に近づくというイベントも毎回都合よすぎた気がする。謎解きとは言えんしなんというか本当に都合がいい。
結局なんでループしてたのかよくわからんかったし。どういう理由でループ対象に選ばれてたんだよ…
ループしてヒロインをハッピーエンドにするっていう展開は好きなのに、他のあらゆる要素がなんともなあとなってしまった。