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ザリガニの鳴くところ  感想  ネタバレ注意



 数カ月積んだ作品。読もう読もうと思って全く読んでなかったというあるある。 
 海外の作品って登場人物の名前が覚えられなくてこんがらがるんだよなぁ。アホだから。
 そこがネックではあったけど、やはりこの作品は高評価過ぎるので重い腰を上げる事に。全世界1500万部らしい。売れすぎだろ。

 コロナに罹る前から読書のペースは落ちていたけど、コロナになってからめっきり読んでいなかった。あの後、脳が変にバグったり、少し歩いてだけで眩暈がする様になったりと割と碌でもない事になっているのでまあ仕方ない。

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ザリガニの鳴くところ  感想  ネタバレ注意

ミステリー作品なのだろうか。主人公の女性の幼少期から最期まで描かれているので、シンプルなミステリーとはちょっと違う。ちなみにザリガニは出てこない。
 ラストで「えぇ…」となった。ただ、本当に「えぇ…」これをどんでん返しと言っていいものなのだろうか。

 でも、この作品が読んでいて面白かったのは事実。本当に面白かった。裁判の判決のシーンなんかでは先が読みたくて仕方が無かったし、判決が見た過ぎる余りに尋常じゃない速度で読んでしまった。


 引っかかっているのは弁護士のトムはどこまでわかって弁護していたんだろうかという点。判決が出たあとの描写が割と意味深ではあったが。弁護は全力だったし、うーん、わからん。殺人犯ならわざわざ弁護しないよな。カイアの境遇が弁護の決め手だったはずだし。それでも、判決後の描写が。

 もう1つはカイアが戻ってきた日のジャンピンの「私は…」という発言。何かやってなきゃこの発言に至らないと思う。ただ、ジャンピンがやったならカイアの詩はおかしい。
 共犯ならチェイスが死んだことをカイアに説明するのもおかしい。だとしても、あの発言はなんなんだ?

 ミステリー系の作品であやふやな表現するのは辞めてくれ。いや、こっちの読解の問題かもしれない。今ちょっと調べたけど誰もここについては気にしてないのでこっちの問題でしたわ。でも、あの発言の真意はわからない。


 差別と偏見に晒され続けたカイア。カイアの「こっちは何もしてないの攻撃してくるのはいつも向こう」というのは割と真意なんだよなぁ。
 どんな状況であれ、悪意の有無に限らずいつも攻撃してくるのは差別してる側が先なんだと思う。攻撃してる意識が無くも受け取り手が傷ついてしまったらそれはもう立派な攻撃。
 その事は自分も肝に命じなければならない。



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