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青い月の夜、もう一度彼女に恋をする 感想



 京都が舞台の4日間という刹那的で少し不思議なボーイミーツガール小説
 表紙のイラストとデザインがどストライクだった。青いイラストならだいたい惹かれるこの頃。

 著者/広瀬未衣  カバーイラスト/げみ

 あらすじ
 ブルームーンの8月、主人公の谷圭一は法事で京都の嵐山に帰省していた。
 法事の終わった夜、散歩に出かけた圭一。知らない道を進むと森がありそのまま進むと神秘的な泉にたどり着く。泉を見渡すと傘を下向きに持った同年代に見える少女を発見する。
少女の名前は小宮沙紀といい傘で星をすくおうとしていたと教えてくれる。
夜も更け互いに帰る時間になり別れ際に圭一が毎晩ここに来てるのかと問うと彼女は「ブルームーンが終わるまで」と言い…

 
 欲を云えばもう少しだけ圭一の大学生パートが欲しかった。でもラノベだとよくある話らしいけどページ数が嵩むと単価が上がるから〜ページ以内で纏めてください的なのもあるのかな。世知辛いのじゃあ〜。

 アレがアレしてっていうのは中盤位で気づけちゃうんだけどそんなのどうでもよくなる爽やかな小説だった。
 婆ちゃんの話がどれもグサグサ突き刺さった。特に日向寮について教えてくれる所のセリフが好みだった。トマト一緒に食べてくれる人も探さなきゃ…
 京都の街並みや雰囲気が浮かんでくる小説で個々の描写が凄く丁寧だった。

 ブルームーンとは青い月じゃなくて1ヶ月で2回満月見れる現象と呼ぶそうで。
2018年3月はブルームーンの月で次のブルームーンは2020年の10月になるらしい。
ブルームーンを青い月の夜って言うのは何かいいな。文豪っぽい


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