HEROごっこ 感想
- 2018/04/02
- 15:25

新装版?はこれと違う表紙
大学生2人がランボルギーニ・ディアブロを盗もうとしたことから誘拐事件に繋がる青春小説。
読んだ理由間違いなく表紙にディアブロが描いてあったから。一瞬チゼータV16Tかと思ったけどあらすじ読んだらディアブロだった。確かあっちはガルウィングじゃないしな。アヴェンタドールよりディアブロの方が僕は好きです。
著者/山下貴光
あらすじ
主人公の本間は大学生で高松から引っ越してきた。
ある日、講義に出席すると端正な顔立ちで不思議なオーラを纏っている人物がいた。講義後にその人物に話しかけてみると名は成宮という。
本間は成宮にバイトが決まらない話をしてみると「立ってるだけでいい」仕事があると言われ詳しく聞いてみるとなんと車泥棒の片棒だった。本間は断わろうとするも成宮の話術と脅迫紛いな言い分に結局協力にする事に。
実行当日、成宮はターゲットのランボルギーニを発見し本間は周りの見張りに。
しかし、成宮は何故か手ぶらで戻ってくると興奮気味に自分について来いと言う。仕方無く行ってみるとランボルギーニの助手席には謎の少女が縛られて横たわっており更に成宮はこの少女を助けるぞと言い出し…
これがハードボイルド小説って奴なのかと思ってたらWikipedia先生によると推理小説と青春小説に分類されていた。
ハードボイルドって調べたら全然違いましたね。はい。
成宮が只者じゃないと薄々思っていたが本当に只者じゃなかった。口が上手いし頭も回る。カリスマ性という奴もあるのかもしれない。相対したくないタイプだ。絶対まともに勝てない。
掛け合いと言っていいのかわからないけど事あるごとに成宮がめちゃくちゃな理論で本間を丸め込むのが面白かった。
普通の学生が事件に巻き込まれてしまい事件解決の為に奔走する話は鉄板かもしれないけどやっぱり面白い。