青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない 感想
- 2018/04/06
- 14:06

少し不思議系ラノベの第五巻。前巻から少しずつ自宅大好き少女を脱却しようとしていた妹のかえでが本格的に動き出す。
著者/鴨志田一 イラスト/溝口ケージ
あらすじ
麻衣とのどかの入れ替わり現象を解決した咲太。のどかの引っ越しを手伝った日、大人版翔子から呼び出す内容の手紙がポストに入っていた。
当日、咲太は意を決して翔子との待ち合わせの場所向かおうとするも校門にかえでの旧友、鹿野琴美が麻衣と居るのを発見する。わざわざ違う町から来た勇気を無下にできず翔子は麻衣に任せ咲太は琴美の話を聞くためにファストフード店へ。
琴美の話を聞いた後、麻衣と合流するがまだ翔子は来てないようだった。咲太は待ってても来るかわからないので麻衣と帰宅することに。
家に帰ると緊張した面持ちのかえでが重大発表があるといい手には「今年の目標」というノート。そこには外に出るという文字があり…
読む度に泣く奴。前回読んだ時泣いたよなぁと思いながら普通にまた泣く奴。
やっぱりあの日記はずるいなぁ…あんなん何度読んでも泣くわ。その後の大人版翔子さんのセリフも大分ずるいけど。
頑張って克服して進んで進んで未来が明るくなってとこで谷底に落とされたような。でもこれはこれで確実にハッピーエンドなんだよなぁ。一巻から健気な姿を見ていた分かえでに肩入れしてしまう。
でも、この場合どっちに進むのが良かったのだろう。どっちに進んでも片方を失うから半分は正解の気がするけど片方の道は両親の問題が解決しないのかな。
麻衣さんの咲太に対する理解力抱擁力は今回も凄かった。一巻の麻衣さんの事知らないが伏線だったなんて…そして見た目に反して真面目なのどか。ええ姉妹や。
満を持して現れた大人版翔子さん。いったいどうなるのか。何回か読んだ筈なのに結果だけ覚えて過程が全然思い出せない。我ながら酷い記憶力だ…
明確にラノベ読んで泣いた記憶かあるのはこれと「ミミズクと夜の王」ぐらいな気がする。