くりかえす桜の下で君と 感想
- 2018/05/04
- 16:51

ネタバレ有り
高校1年の4月、不思議なループ現象に巻き込まれる青春SF小説。
桜の季節だしタイトルに桜あるから読もうと思ったけどよくよく考えると既にかなり桜散ってるという。はえーよ。
著者/周防 ツカサ
あらすじ
主人公の望月譲は高校1年生で読書好きの少年。
図書室で読書してると同じの1年生の桜庭祥子にから「あなたにお願いがある」と言われる。お願いというのは図書室の常連である譲に祥子が書いた短編小説をここで読んで批評して欲しいという事だった。
譲は短編小説なのですぐ終わると思い読んでみると夢中で進めてしまった。その事を伝えると祥子は突然泣いて走り去ってしまう。
そんな出来事の翌日、朝起きると入学式の日に戻っている不思議な現象が起きていた…
青春SFって奴っすね。ループですよループ。
解決までにもうちょいループして時間かけてよかったようにも思える。330ページ位にすると色々なとこに引っかかるのかな。コストとか。内情がわからないからなんとも言えないけど。
桜庭さんの「私を好きにならないでね」というセリフが印象的。こういうのが好みかもしれない。
ヒロインの性格は三瀬さんの方がよかったなぁ。非の打ち所がなさ過ぎでござる…ござる…
でも、三瀬さん選ぶと桜庭さんはどうなるんだよっていう。いつか現れるかもしれないけどもしかしたらずっと取り残されるかもしれない。詰んでる…
何はともあれメディアワークス文庫の得意分野的な青春小説だった。