弱キャラ友崎くん Lv.6 感想
- 2018/05/20
- 21:37

読むとスマブラやりたくなる系ライトノベルと俺の中で話題の作品。得意技は先行入力ダッシュ攻撃空振りキャンセル上スマッシュです。X以外はからっきしです。
霜を履んで堅氷至る6巻。表紙のみみみが可愛い。みみみ可愛いみみみ。でも表情がどこか意味深。
著者/屋久ユウキ イラスト/フライ
あらすじ
エスカレートしていくイジメに終止符を打つために紺野を精神的に蹂躙した日南。今度は紺野を断罪する空気が溢れ出そうになった所をたまちゃんが機転を利かす事で再び平穏が戻った友崎のクラス。
例年とは違い仲間が出来た事でいつもと異なる文化祭になるんじゃないのかと期待し始めた友崎。そんな中、日南からの課題は付き合いたいと思う人物を二人以上見つけろというものだった。
すまん、7巻まだ?なんてことだ…まさかここまで大きく動くとは思ってなかった。読み終わった後に布団の上でゴロゴロしてビヨンビヨン跳ねるレベル。
いやー公式のあらすじあるじゃん?アレ読んだら遂に友崎が心に正直になるのかと思うじゃん?そしたらアレがアレでアレじゃん?ちょっと何言ってるかわからない。
147ページから162ページやべえよ。過去最高クラスですげえよ。多分、外で読んでたら職質されてただろうし図書館で読んでたら警備員に連れて行かれてただろう。そんぐらいニヤニヤしてた。そして同時に押し寄せる後悔。是が非でもとらのあな特典をゲットすべきではなかったのか。ぐぬぬ。
真面目な話これ後何巻出るのだろう。この巻の問題解決したら話が終わる未来しか見えない。でも魔王関連が残ってるか。魔王の過去、魔王の野望、真・魔王無双。まだ無双するのか…
今回も350ページオーバーのたっぷりボリューミー。1巻から330ページだったこの作品。2巻3巻4巻が丁度359ページだった。他レーベルの作品だとこれ絶対300ページに収める命令出てるだろ的な邪推することあるけどガガガはあんまそういうのなさそう。まぁガガガ文庫だし。ガガガのいいとこ。
なーんかそろそろ友崎がどデカいやらかしするんじゃないかという予感がある。色々順調すぎる。成長物語に必ず付いてくる挫折。前回一応やらかしてたけどそれ以上の奴。それともこれは自分がクソデカ挫折描写を見たいだけなのか。
遂に本格的に動き出した恋愛パート。そういや三年までに彼女作るのが最終目標でしたね…リア充特有のお試しで付き合ってみるとかいう制度あるのかな。恋愛物の作品でその制度を使用したペアが優勝チームになる光景が見えない。
仮定の話だけど菊池さんがアレだとしてアレもアレだからどちらか選択しなければいけない。
複数ある内から一つを選ぶ場合、選ばない方は捨てなければならない訳で。捨てた方には情けも慰めも与えてはいけないんだろう。そんな情を寄越すくらいなら何故選ばないのかと。
「みんなの願いは同時には叶わない」宇多田ヒカルも歌っとったわ…
面白かったで終わらすどうも小並感溢れててなんだかなぁと思うけどそれでもやっぱり面白かった。