月光 感想
- 2018/05/26
- 23:38

「殺しのレシピ」を落としたヒロインとそれを拾った主人公のミステリー風ラブコメ。
2010年初版発行の作品。2010年が8年前ってやべえだろ…2010年に生まれた人間がそろそろ九九で掛け算かましてくるぐらいに成長する年月でしょ。っべーわ…
ライトノベルっぽくないタイトルだけどライトノベル。そもそもライトノベルってなんだ。
著者/間宮夏生 イラスト/白味噌
あらすじ
委員会が終わり、誰もいない教室に戻ると一冊のノートが落ちていた。ノートにはクラスのアイドル月森葉子の名前と共に「殺しのレシピ」というレポート用紙が挟まっていた。拾った野々宮は「殺しのレシピ」に興味が湧き持ち帰る。レシピにはいくつかの殺害方法が書いてあったが常に完璧を誇る月森葉子が書いたとは思えない程お粗末な物だった。
しかし数日経ったある日、月森葉子の父親が「殺しのレシピ」に書いてあった通りの死に方で死んだというニュースが入ってくる…
ミステリー4割恋愛6割ぐらい?
月森が野々宮にグイグイ来る。むしろ最初から終わりまでグイグイ。文武両道眉目秀麗系のヒロインってクール系で興味無い風超興味有りのパターンが多いからここまで積極的なのは中々。
好意マシマシ過ぎて逆に怪しかったのと最後まで「殺しのレシピ」がチラつくから信用出来ないという。でもかわいい。
ミステリーはそこまで本格的じゃないので力技っぽいとこもあってその辺はあんまり推さない。レシピのオチは結構好きだったけど。
シリーズ化してない単発作品の内でかなり好きな部類に入る。月森が完璧すぎるぜ。
主人公の説明にシニカル男子とあるけど最近シニカルって言葉言わないな。冷笑系はよく聞くけど。
どことなく出てくるキャラが某モンスターラノベに似てるけどこっちのが先なんだよな。まあ空似だろ。
総評ヒロインがかわいい。