カササギの計略 感想
- 2018/05/27
- 20:05

突如始まる大学生と謎の美人の同居恋愛小説かと思いきや…。
漢字を知らずに言葉の意味だけ知ってた頃、詐欺と鷺がごっちゃになってて関係あるのかと思ってた。あの鳥は何か悪い事をするのかと思ってた。実際は語源的にも全く関係無いらしい。ごめん鷺。更にタイトルのカササギはスズメ目カラス科でペリカン目サギ科の鷺と関係ない。
著者/才羽楽 カバーイラスト/uki
あらすじ
主人公の岡部がアルバイトから帰宅するとアパートのドアの前で佇んでいる女性がいた。その女性は岡部を知っでる様子だったが岡部は全く思い出せなかった。女性は岡部が思い出せない事を確認すると「また明日」と言い残して一旦去る。
翌日、女性はキャリーバッグと共に再びやって来て「ここに泊まる」と言い出す。当然岡部は断るも言い包められてしまい…
恋愛…ミステリーですね。はい。
突然現れる知らない人間には何か裏があるんですね。やはり老若男女関係なく警戒すべきなのでは。
というか上向きな感じで終わったけど何だこれ…どちらかというと狂気に近い気がする。自分も辛かったんだ的な事言ってたけどそれにしても限度がありませんかね?というかそっちもそっちで作戦に乗っちゃうのか…恋は盲目なんですかね。そしてなんでお前はお前で土下座してんだ…
別に小説にリアリティとか求めるタイプではないし設定やトリックに対しても「そういうもの」と認識する事のが多いけどこれはそうならなかった。トリックに気付けなかった反抗心とかなのかな。
アイツがずっと好印象だったのがなぁ。狂気を孕んでるならどっかで見せて欲しかった。
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