ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 2巻 感想
- 2018/06/01
- 22:57

1巻から攻めてる作品だなあと思ってたら2巻はさらにアクセル全開で後半は怒涛のヒヤヒヤ展開。現代の日常ってこわい。どうなる吉田と沙優
タイトル事案全開系ライトノベル第2巻。でも釣られたのはタイトルじゃなくて表紙だったから…
そういえばこの作品って略称ってなんか無いんですかね。
著者/ しめさば イラスト/ぶーた
あらすじ
心のわだかまりを曝け出す事でお互いの感情をはっきりさせたた吉田と沙優。
ある日、吉田は沙優から土下座で「バイトをさせて」と懇願される。沙優は緊張した面持ちだったが吉田はあっさり許可を出す。
そんなこんなでコンビニにアルバイトを始めた沙優。そこには沙優と同い年でギャルの結城あさみがいた。あさみは沙優の大まかな事情を聞くと自分が吉田を見極めるから吉田に会わせろと言い出し…
はぁ〜吉田かっけえ。これもう沙優サイドがアレでしょ。いやまだ、捨てられる事に対する恐怖かもしれない。いやーわからないっす。
1巻からわかってちゃいたけど吉田モテモテやないか。後藤さんは後藤さんでほんとなんなん。マジ強キャラ。今のところ後藤さんエンドが常識的で賭けるなら一番オッズが低そうではある。
この話の終着点がわからない。
吉田メンバーが沙優を選んで吉田容疑者にランクアップするのがゴールなんだろうか。現状読んだ感じだとそれは違う気がする。過去を克服して離別エンドが花丸を貰える解答なんだろうけど北海道遠くねっていう。沙優の過去に起きた問題を解決するのは東京で可能なんだろうか。これもう北海道に出張するしかないだろ。
そもそも親愛感情と恋愛感情の違いって年頃の男女が正常に判断出来るんですかね。無意識の内にブレーキかけて親愛と誤認するとかありそうだし。特に吉田は正義感の塊だから余計にね…
互いに離れたくないと思ったらランクアップ不可避な気がするけどなりかけてないか。欲求に対してストレートなきらいがある作品だから綺麗事では終わらないんだろうな。
後半のやべえよ…やべえよ…展開がガチでヤバくてヤバかった(ヤバイ)。心臓バクバクだったぞ。ちょっとスニーカー文庫攻めすぎじゃないです?
この作品ってスタートの時点から事案だし沙優とか危うさの塊だし一寸先は闇だしホントどうなるかと。
北海道から東京の間に沙優の宿泊先はいくつあったのかわからないけど多ければ多いほど今回みたいな事になるようなリスクがモリモリな訳で。今後も同様の事があるのではという恐怖。
新キャラの人情派ギャルあさみ。あさみはあさみで問題抱えてるのに良い奴だな。このキャラは最後まで登場して欲しい。
沙優が少しずつ正しい酌度に戻っていってるのは良いと思うけど完全体沙優になった時どうなるんだろう。
この作品の主人公とヒロインって横入りの正義感、悪意1つで決壊する関係で常に崖っぷちにも見える。だから何か問題起きた時、読んでて余計にハラハラするんだろうな。
2人が確実に前に進みだした巻だった。