コロシアム 感想
- 2018/06/07
- 01:03

3巻の表紙に惹かれて1巻から読み始めるという不純な動機。オーラが凄いから…おのれ白身魚先生…恐ろしい魔力…。
全3巻で完結済みらしい。
著者/土橋真二郎 イラスト/白身魚
あらすじ
月島伊央は目を覚ますとどこなのかわからない場所にいた。何故か拳銃が置いてありアナウンスでコロシアムで殺し合いのゲームが始まると告げられる。
萩原悠人はある日、スマートフォンに妙なアイコンがある事に気づきクリックするとクラスメイトの月島伊央が映っている動画が始まりそこで伊央が殺し合いのゲームをする事を知る。萩原はこれは何かのゲームであり勝てば賞金手に入るのではと考え、伊央に勝つためにアドバイスを始める。
この巻はバトル主体より世界観と取り巻く状況説明の方が多かったけどそれでもよかった。
閉鎖的な空間でバトルロワイヤル。なんというか普通に面白い。先の展開が全く読めないからかな。こういうジャンルあんま読まないしな。あと二冊で終わるのだろうか。
集団が悪を罰するという大義名分を手にした時の暴走する様は見ていて結構すき。暴走している事に気づかない狂気というか。知らず知らずの内に狂気に飲み込まれてるってのはあるんだろうなぁ。
学園内バトルが始まると大抵生徒会長が強キャラ敵ポジが多い。まあ、学校の中でわかりやすい役職でキャラ付けしやすそうな位置だけど。この話の生徒会長はどのくらい強キャラなんだろう。ぜってえ強い。
クズっぽいとも言えるけどモブの作り出す空気に人間味があった。伊央が居なくなってくれさえば自分達は降りれる。命が掛かってる場で責任なんて取れないし背負えないだろしな普通。
伊央がメキメキ強くなってて笑う。サバイバルナイフまで使いこなすとはなぁ。最初のおどおどしていた彼女は何処へ…それとも実は元から強かったのか。
主人公の萩原も強キャラですね。頭冴えてるし目の付けどころがシャープ。次あたり萩原が無双しそう。